戦後の貧民窟に住む人々の暮らしを描く群像劇。
電車好きの知的障害者、互いの妻を交換し合う二人の日雇い労働者、脚が不自由でチック症の紳士と醜く無愛想な妻、浮気性の妻と五人の子供たちを養うブラシ職人の…
黒澤初カラー作品。あまりに独特な色使い。
黒澤にしては凡作かと思ってたら途中からこの群像劇が心地良くなってた。
貧富の差のグラデーションの効いた人物たち。
貧しい暮らしをしている人ほど心が豊かで豊か…
色の使い方が乱雑というか、笑っちゃうくらい変な色遣い、黒澤初のカラー作品というからその斬新さを意識したのかな?
電車男には終始あまり触れないところが物足りないと思ってしまうけれど
それも含め全ての…
自分のような映画鑑賞の初心者は近づかない方が無難、というような作品であった。
ちょっときつかったなぁ。
前衛的な芝居を見ているかのよう。
でも何に対しても共感も感情移入もできなかったし、何かの暗喩…