この映画は心温まる人情劇ではない。街に住む人々の人生を淡々と描く冷たい映画だ。
悲惨で目を閉じたくなるような話ばかりだが、千切れそうでぎりぎり繋がっているような愛をかろうじて感じることは出来る。し…
過去鑑賞。黒澤明1970年監督作品。頭師佳孝、菅井きん、殿村敏之主演映画。
山本周五郎の小説『季節のない街』を映画化した黒澤明監督初のカラー作品。
戦後のスラムを舞台に、電車バカの六ちゃんを取り…
個性的な人達が面白おかしく盛り上げていく
前半は笑えたけど徐々にこのままでいいのかという不安に駆られ、最終的に良くも悪くも変わらない人達だと気付く
人生どこに幸せを見出すか
夢で逢えるのは生きている…
私が鑑賞した黒澤明作品の中では、赤ひげと同様に群像劇の色が強い作品だった。
ただ赤ひげのように、オムニバス形式に一つ一つ解決して行くというよりは、複数のお話が並行して進んでいき、特に干渉し合う訳で…
黒澤映画マラソンもあと数本
昭和45(1970)年の作品、原作は昭和37年の「季節のない街」という山本周五郎の作品、年代不祥のスラム街を舞台としたそこに住む人々の生き様を、自分が機関車の運転手と思…
このさびれた うすらサムイ感じ、
ありえそうで有り得ない人間標本ワールド
大好きぃ〜!!
初見では、なんでこの色使い?
と思ったけど、今となってはそれが
しっくりきて、味わい深く感じられます
一…
戦後の貧民窟に住む人々の暮らしを描く群像劇。
電車好きの知的障害者、互いの妻を交換し合う二人の日雇い労働者、脚が不自由でチック症の紳士と醜く無愛想な妻、浮気性の妻と五人の子供たちを養うブラシ職人の…