大江健三郎の原作を先に読もうか後に読もうかと、角川春樹の宣伝文句みたいなことを考えてから、大江文学はきっと初見じゃまるで理解できんだろうと睨んで本作を見てから読むことにした。
大江家をそのまま写した…
原作者の大江健三郎は伊丹十三の義弟で、イーヨーは伊丹十三の甥っ子である。
イーヨーの常に虚心で人と触れ合う様を映し出すことでユマニズムとは何かを描いているようだ。
そしてそんな甥っ子への賛歌のように…
1995年。大江健三郎の私小説的作品を、常連キャストは脇に置いて、ほぼ新人と言える若人ふたりをメインに据えて描く。父が作家をしている一家。障碍を持ちながらも音楽の才能を開花させていくイーヨーと、そ…
>>続きを読む伊丹監督のこと本当に大好きで、作品も大好きなんだけどこれは違う、合わなかった、好きじゃないというかワースト
これまでは父の言いつけを守ってて、加えて事件未遂、事件の概要、団藤さん襲撃
これらの要素…
数々の性にまつわる描き出したい感触がどの様なものか映画の上では繋がっていなくて特に前半と後半の乖離が酷いのだけれど、序盤の磁石のシーン(伊丹の少し離れた距離のカメラが良い作用だった)とラストの足を同…
>>続きを読む前半特に、いちシーンいちシーン好きと思える日常のたたみかけで幸せな鑑賞体験だった。
なかでも、振られる直前のイーヨーとお天気キャスターのダンスシーンが記憶に残ってる。
イーヨーは目配りが必要で手がか…