大江健三郎原作、実子の障害者で作曲家大江光を演じる渡部篤郎、その妹役の佐伯日菜子の家族の物語。
大江健三郎が憑依したかのような山崎努の奇行、ホラー臭を封印し、兄の世話にいそしむ佐伯日菜子の献身ぶり…
伊丹監督の作品の中ではあまり評価の高くない作品だが、それなりに独特の世界観が出ていて彼のファンなら十分楽しめるレベルの作品。
ただ、伊丹監督としては毒が少なすぎるのと、原作のカラーだろうがツッコミ…
このレビューはネタバレを含みます
日記を読んでいるようだなと思っていたら絵日記だった。最後にタイトル回収するところが好きです。観たいと思っていたのになかなか機会がなくてやっと観れましたが、ほのぼの作品かと思っていたらかなりヘビーな内…
>>続きを読む2023-444
原作短編小説未読
「元気を出して、しっかり死んで」って言い回しは失礼かも知れないけど、よくある定型文よりその人の人生の幸せを願っている様にも感じられる
火葬場は『お葬式』と同じ場…
【まとめシネマ】#997
【まとめ】
* 純粋な兄、苦悩の妹
* 障害に対する偏見と表現
* 二人が思う静寂は、平和
佐伯日菜子演じるマーちゃんは、絵本作家を目指すイーヨーの妹。ある日、両親がオ…
伊丹十三監督、大江健三郎原作。
障害者、障害者の家族について考える作品
障害者の兄を持つマーちゃん、
両親が不在の期間、兄を支える物語
障害者の周辺に現れる親切な人たちと、危険な人たち。
…