肉屋に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『肉屋』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

主人公が小さな村の学校の先生で、住居も学校なのでそこが主たる舞台。
ジャンヌ・モローの『マドモアゼル』を思い出して。
あちらはちょっと閉鎖的な村社会だけど、こちらはのどかで素敵なコミュニティの雰囲気…

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ゴダールと同じこと言ってる。映画が物語になるのを拒んでる。ただそれが結構わかりずらい。役者のカメラ目線の合図がなければ気づかない。左右対称ってのもめちゃくちゃわかりづらい。一見すれば強度のないサスペ…

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シャブロルのオリジナル脚本。シャブロルお得意のミステリー。殺人現場に、肉屋の彼に送ったライター。彼が犯人なのか。信頼と不信。揺れ動く女教師の心。そのあとの展開も、不安と不信は高まるばから。面白い。な…

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杏奈
4.3
『最後の賭け』でも観られたコメディ的な空気感での突発的な残酷描写が良い。
ともすればギャグに陥りそうなシャブロル流不穏演出もたまらんなあ。
映画モチベ戻してくれてありがとうシャブロル

新年一発目の映画はクロード・シャブロルの『肉屋』でした。かなりの傑作で満足です。物語より先行して増4度音程や半音でぶつかった不穏な音楽が鳴っていたり、カットバックにより男女を分断させる試みが印象的だ…

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長閑な田舎町、
闇夜に不穏にゆらめく、
PTSDの業火、
純愛なる腹切、
涙と接吻、
無情なる夜明け、
失意の能面、、、

「美しきセルジュ」を想起させるようなフランスの美しい田舎町、
ステファーヌ…

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ENDO
4.2

ペリゴール地方(現ドルドーニュ県)はラスコー洞窟で有名な田舎町。チェリーのブランデー漬けを口に含みながら不安で落涙、その後気を紛らわそうとオードランの煙草にヤンヌがライターで火を付ける。そのライター…

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4.1

このレビューはネタバレを含みます

実は羊肉の花束は人肉だったとか、犯行がバレたポポールがエレーヌに罪を着せるとか……
そんな展開はまるでなくヌルっと終わる。シャブロルである。

令和の世の中。
「肉屋!」なんて、捻りも飾り気もないタ…

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おもろーーーい。寝台に載せて運ばれる瀕死のジャン・ヤンヌとそれを見守るステファーヌ・オードランの顔の切り返しのときオードランがほんのり笑うカットが一瞬だけあって「なぜ?」という奇妙な印象を残すが、死…

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いつも通り何も知らずに観て。
恋愛ものと思いきや……恋愛ものだった。

シャブロル監督の対象との距離感がいい按配でさ。くどくなくてドライな感覚。
凄く映画的な瞬間がいくつもあって、とても良かった。 …

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