明暗のコントラストが強いモノクロームの映像のなかで、たえず誰かが何かしら奇妙で突飛な行動を取り続けている。そうしたいわゆる「情報量」の多さが、1953年のソ連を舞台としたスターリン(1878 - 1…
>>続きを読む訳の分からないパワーにただただ圧倒されっぱなしだった。
タイトルにもなっている「フルスタリョフ、車を!」という叫びが発せられるのは、
物語の終盤、突然のように現れる狂気のクライマックスだ。
意味を解…
視点ショットと人称の関わりを細かくみていったらおもしろそうだけどそういう楽しみ方をする映画でもない気がする。ソ連映画、カメラアイと語りての結びつきがやけにつよいのはなんなんだろう、演劇由来だと決めつ…
>>続きを読む一つのショットの中で目まぐるしく対象と視点を変える映像の洪水。DVDについてた冊子のインタビューに監督が、少ししたら子供向けの話みたいに理解できるようになりました、みたいなこと書いてたけどなってない…
>>続きを読むアレクセイ・ゲルマン監督作品は初鑑賞でしたが、とにかく画の迫力が凄かったです。
モノクロのシネマスコープで撮影された映像は、とても90年代後半に撮られたものとは思えない質感。
狭い空間をぎゅうぎゅ…