フルスタリョフ、車を!に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『フルスタリョフ、車を!』に投稿された感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ファーストカットから圧倒的。90度のカメラ移動による長回し。以後手前と奥で別の時間・運動を捉えるために使われる長回しが白眉。それは扉の開閉によって前後の空間が断ちきられたり、誰かが横切ったり動作をす…

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Ryoma
4.1

カネフスキーorフェリーニのハイテンション×撮影の緩いタル・ベーラみたいな。モスクワ筋肉ハゲみたいな変なおっさんが変な熱量をもって冒頭からずっと変なことをしてて結局なんだかまったく分からんが変な快便…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

『医師団陰謀事件』という実際にあった反ユダヤキャンペーンを下敷きにした作品らしく、Wikipediaなどで予習しておけば物語や主要人物の立場がより理解しやすかったと思う。予習しないで観ても、終盤に病…

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sw
5.0

あり得ないほど面白い。知的で社会性もあり、娯楽性もあり、芸術性もあり、ソ連のリアルな熱量もある。
文豪同様ロシア知識人の特殊なユーモアや哲学に映画文脈の中で触れられ色々満たされるので観た後の満足感が…

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Juzo
5.0

訳の分からないパワーにただただ圧倒されっぱなしだった。
タイトルにもなっている「フルスタリョフ、車を!」という叫びが発せられるのは、
物語の終盤、突然のように現れる狂気のクライマックスだ。
意味を解…

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アレクセイ・ゲルマン監督作品は初鑑賞でしたが、とにかく画の迫力が凄かったです。

モノクロのシネマスコープで撮影された映像は、とても90年代後半に撮られたものとは思えない質感。
狭い空間をぎゅうぎゅ…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

年を取り丸くなるどころか撮り重ねる度に作品は長く汚く過激になってて笑うしかない。本作も語り部は幼き日のボク、自伝的要素でもあるのかしらん。ユダヤ人医師によるスターリン暗殺計画とそれに纏わる反ユダヤと…

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外科医のユーリーは、KGBの陰謀をしり、逃げるが、捉えられ、山間部の別荘で、スターリンの治療を頼まれる。だが手遅れ。そのような事件に巻き込まれながらも、逞しく生きる姿は、ロシアの、否、人間の姿の象徴…

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人々の審美的価値観にへりくだらず、かえってそれを挑発するような芸術作品への批判として、「こんなのだったら自分でも作れる」というものがしばしば見受けられる。しかし、本作は一見難解ではあれど、「自分でも…

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4.1

ズラウスキー作品ほどではないけど、登場人物皆テンション高いし声を荒げて噛み合ってんだか噛み合ってないんだかよくわからないことを喋るよね。
そして登場人物たちは次々にカメラの右から左から奥から歩いて来…

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