寄宿舎の閉鎖的だが自由を体現する雰囲気とその中を動き回るカメラに『新学期操行ゼロ』や萩尾望都の諸作品を思い出さずにはいられない。ドイツで何が起こるのかを理解した上で揶揄しているかのような運営者達のセ…
>>続きを読む「女だけで映画をつくる」ことの意義というか、そういった選択からはあまり想像できなかった内在的な意図のようなものについて考えさせられた。映画にとって前時代というのは全くもって古さを意味しないのだと、こ…
>>続きを読む不朽の名作、不世出の名作と呼ばれる作品は数あれど…この作品を名作と言わずして何を名作と言おう。
時代を経てもなお輝きを放つまるで宝石のような作品だ。
ドイツで1931年度の十大優秀映画の第1位を占…
ベルンブルク先生凛々しい。
『ドン・カルロス』が劇中劇に用いられていると共に恐らく映画自体にもそこからエッセンスを拝借していた模様。
女学校がなかなかに軍隊っぽく描かれていて、女生徒の女教師への恋心…
女学生の制服と聞くとポップで可愛らしいイメージをするが、この映画では刑務所のような寄宿舎の厳しい規律のアイコニックとして描かれている。それこそまるで囚人服のように。
だが、寄宿舎にいるのは罪を犯した…
生徒たちがみんな友だち思いでキャラクターもしっかり描かれててよかった。1930年でも思春期の女の子たちのわちゃわちゃ感は変わらないんだな。
ベルンブルク先生の態度を見て子どもたちを信頼するということ…