遥か群衆を離れての作品情報・感想・評価

「遥か群衆を離れて」に投稿された感想・評価

Yoshi

Yoshiの感想・評価

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大学の授業でこの作品の原作をテキストにした教授がいて、当時はイギリス英語の古典ということもあって読むのに苦労した思い出がある。和訳も出版されていたらしいが、結局入手することは出来ずじまい。後にビデオで見てみると、キャスト各々が個性的で存在感もあるし、話の展開も面白く見るものを惹き付けて話さない画の力強さもあって、即お気に入りの作品になりました。
リマスター版も何度も見たりしたし、BBCのテレビドラマ版や2015年版と比べて見返すのも面白いです。ハーディの作品と言えばテスやジュードの様に陰鬱とした雰囲気が全面的に漂う物もあるが、この作品はそこまで暗くなく、何よりもハッピーエンドで救われるものがあります。
けーな

けーなの感想・評価

3.4
19世紀のイギリスの文豪、トーマス・ハーディが執筆した文学作品を映画化したもの。トーマス・ハーディの「テス」は、まだ観ていないが、「日蔭のふたり」(日陰者ジュード)は、観たことがあり、かなり鬱々とした話で、トラウマになりそうなくらい衝撃的だったので、今作も、暗くて、衝撃的な結末になるのかと身構えて観ていたが、そこまで鬱々とした話では、なかった。

イギリス南部の農園を舞台に、叔父から譲り受けた農場を切り盛りすることになった娘が、主人公。3人の男からプロポーズされ、色んなことが起きるのだけれど、これを言っちゃおしまいだが、ラスト2分の決断を最初からしていれば、良かったのにねと、思ってしまう。

170分の映画で、途中でIntermission(休憩)を挟む。

最初の、犬が崖に羊を追いやるシーンは、驚愕だった。イギリスの田園風景の牧歌的な雰囲気を味わえるところは、良かった。主に、イングランドのドーセット州で撮影されたのだそう。海岸のシーンが、素敵で、小さなお家みたいな形をして、下に車輪がついている物が、海岸にいくつも置かれていたのが、可愛らしかったのだけれども、あれは、何なのだろう?更衣室⁉︎トイレ⁈

プレイボーイのトロイ役が、若かりし頃のテレンス・スタンプだったから、びっくりした。「イギリスから来た男」を最近、観たばかりだったので。今は、渋いお爺さんになってるけど、若い頃、こんなだったんだと、驚いた。

1967年の映画だけれども、古さを感じなかった。2015年に、キャリー・マリガンとマティアス・スーナールツで、リメイクされている。その2人は、好きな俳優さんなので、そちらの方も、是非、観てみたい。
Baad

Baadの感想・評価

4.5
監督ジョン・シュレシンジャー、主演ジュリー・クリスティー、撮影監督ニコラス・ローグと正に私にとってはど真ん中ストレートの大好きな組み合わせなんですが、いかんせん内容は普通の大河メロドラマ。

面白さは今一つでした、で終わりそうな所なんですが、それを救ってくれたのが、画面占有度が人間達の軽く1.5倍は超えるかと思われる大量の家畜や猟犬や牧羊犬やペット達。その動物達の動きは演技を超えて自然そのものですが、でも、演技させなきゃあんなシーンは撮れないというショッキングで見応えのあるシーンも。
実際動物達を見ているだけでも飽きる事が無く、どうやって撮ったのか本当に気になります。

翻って登場する人間達なんですが、これも、食べる事と生きる事に一生懸命で、群像劇ということもあり、行動パターンは動物と紙一重という気もしないではありません。

動物は恋をしないらしいですが、恋に関しても、本能のままに動いている主要キャスト達・・・

エンドマークが出て、気がついてみれば、周囲に流されながらも、一番冷静に理性的に動いていた二人が幸せになっていたという事でしょうか。

映画の流れからするとヒロインの行動は多少思慮を欠くようにも見えますが、相手のエキセントリックさがあっての事で、普通だったらこういう結果にはなりません。

好意的に見れば常識的に堅実に育っているから変人センサーが働かず、変な対応をし続けたんでしょうが、ガブリエル以外の相手が世慣れた紳士だったらああはならなかったでしょう。普通の農家の育ちという設定ですが、それにしては、情緒が安定した常識的な人としか接した事が無い箱入り娘みたいな対応で、仕事のこなし方の手際の良さとくらべると、この辺の世慣れなさは随分とちぐはぐな気がします。

衣装やインテリアなども、女農場主という役柄なのに、若干少女趣味で、それ自体は悪い趣味ではないのですが、ジュリー・クリスティーには子供っぽすぎる気が。制作時の流行を反映しているのか、彼女の性格の無防備さを表現しているのか、どちらなのでしょうか?

ともあれ、物語の顛末よりも、十九世紀のイングランドの農村の生活を映像で再現したことの価値の方が大きく、そちらの方面に興味のある方は必見の映画です。

(動物がいっぱい 2012/9/21記)
K

Kの感想・評価

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初見
バカしか出てこない。
犬までバカだが最後までダレる事が無いのは見事
pyon

pyonの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

何をどう見れば…イギリスの田園風景は美しい。長い。1番ないわーな男になびいてぼろぼろになるかと思いきや結構立ち直り早いヒロインが1番ラッキー?いや1番真面目な彼が結局全て(隣の牧場も、初恋の相手が逆玉になったし)手に入れたからやはり真面目が1番と言うくんじ?ちょいちょい映像がアナーキーで衝撃的。隣家の男性は散々。軍曹は情緒不安定過ぎて何考えてるか、わからん。あの剣術シーンはサイケでトリップしそうだった笑
最後、あんないわく付きの時計、そのまま使っててビックリした。
トマス・ハーディーの同名小説をジョン・シュレシンジャー監督が映画化した文芸ドラマ。
原題:Far from the Madding Crowd

19世紀、ヴィクトリア朝時代のイングランド西部のウェセックス。
羊飼いのガブリエル・オーク(アラン・ベイツ)は、近所に住む農家の娘バスシバ・エバディーン(ジュリー・クリスティ)に求婚するが、愛していないときっぱり断わられてしまう。
やがて、牧羊犬のせいで飼育していた羊をすべて失ったガブリエルは、大きな農場を相続したバスシバの農場に偶然雇われる。
ある日、バスシバは、裕福な地主ウィリアム・ボールドウッド(ピーター・フィンチ)に、いたずらで、「Marry Me」と書いた手紙を送るが、本気と受け取ったボールドウッドは彼女に夢中になり、困惑するバスシバをよそに、なんとしても彼女と結婚しようとする。
そんな中、バスシバは、騎兵部隊の士官フランク・トロイ(テレンス・スタンプ)に夢中になり、やがて2人は結婚する。
しかし、フランクは、バスシバが引き継ぐ前、農場にいたファニー・ロビン( プルネラ・ランサム)との結婚を決めながら、彼女が教会を間違えて結婚式に間に合わなかったため、彼女(妊娠していた)を打ち捨てた男で、評判の悪い放蕩者だった……。

以後の展開は見てのお楽しみ。

「恋は結婚で終わる」
「本気で愛していないなら、結婚するのは罪ですよ」
「ひとつだけ条件があります。
俺が顔を上げると君が居て、君が顔を上げると俺がいる」

ニコラス・ローグの捉えた牧羊地の風景が美しい。
ジュリー・クリスティが歌う美しい楽曲、イングランド民謡"Bushes and Briars"(茂みといばら) がこの作品のトーンを表している。
ラスト1時間でやっと物語になる感じだった

尺としては少ないけど、落ち穂拾いとか種撒き、羊の行水とか農作業シーンが綺麗

農夫の顔が全員いい
この19世紀イングランドの農村地域の生活、風習、それに雰囲気は明暗両極端で味わい深くて、イギリス文芸もの系統ど真ん中。
そんな中、ヒロインの小悪魔的どころか、通り越して悪魔でしかない行動が、はた迷惑極まりない。本人が気づいてないズルさが撒き餌のように広まって、執着させられる男性陣。これがまた、ことごとくダメダメ揃いで、見てるこちらをとことん疲れさせられながら、どうなるかだけを追いかけさせられる話。
けど、キャリー・マリガン版も見比べてみたい。
軽率

軽率の感想・評価

3.2
最初はちょっと退屈だったが、ギャルゲー(乙女ゲームか)かな?と思ったら面白くなってきて最後まで見れた。美しいし機転もきくけどなんとなく掴みづらくフワッとしたところがあるバスシバ、言い寄るのはタイプの違うイケメン3人。美しいイングランドの景色とともに…的な。
なんであの剣舞が結婚の決定打になったのか分からんw
mellow

mellowの感想・評価

2.5
はじめはゆるいラブロマンスかと思いきや、中盤フランクが剣を振りまわすあたりからただのサイコだった。
バスシバも行ったり来たりでうーんて感じでしたな。剣振り回し攻撃で好きになるとは。
途中から農場放棄したように見えるし、のろのろしたまま終わった感じ。
ガブリエルに気づいてくれー。
個人的にはボールドウッド も好きです。
しかしフランクのヘアスタイルは流行ってたのかな?見た目も中身もとことんサイコでした。
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