マザー、サンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『マザー、サン』に投稿された感想・評価

画面の一部が光、闇、あるいは歪みによって常に見渡すことができないというショットが連続することで、神秘を呼び込もうとしている。今更フリードリッヒの名を引き合いに出すのも野暮であろうから別の言及をすれば…

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4.0

絵画的な筆致で撮られているとでも言えば良いのか、19世紀ドイツのロマン主義の画家、カスパー・ダーヴィド・フリードリヒ(1774 – 1840年)の作風さながらの映像を見つめながら、アレクサンドル・ソ…

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324
4.0
ディストーション。マットな質感。焦点も定まらぬ確かにピクチャレスク。2人から1人へ回帰するような抱擁の散歩。あるいは『ファンドとリス』的な共依存。匿名性・寓話性。原初的森。
迫りくる死を自覚する母。寄り添う息子に半生を語る。生と死。二人の心象風景。独特の映像と音響。草原、森、母の手紙。

「死ぬまでに観たい映画1001本」1000+227本目
ロシア語からの日本語への自動翻訳字幕で鑑賞する。
内容的には得意分野ではなくすごくきつい。

人里離れた海辺の森の中に住む年老いた母は、深く病…

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言わずもがな傑作。
ソクーロフはあまりにも偉大だ。
無眠
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122:109
ほぼ死体の人間をずっと運んでる 猫死んだとき思い出した 死んだ瞬間急に生ハムの原木みたいになったな でもずっと側にいたかった
昔働いていた場所で貰った珍しい(不人気すぎて)カメラにと…

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3.6
胎内で一体だった母と子が分離するのが出産であるならば、母の死を前にして心理的に再統合を果たしたのだろうか。不思議な余韻のある作品。

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