映画監督としてのクシシュトフ・キェシロフスキにとって、女優としてのイレーヌ・ジャコブに出会うということは、始まりよりも、むしろ終わりを意味したのかもしれない。
彼がファインダーから彼女を見つめたと…
クシシュトフ・キエシロフスキーの映画史に残る名作。本作は運命論であり、哲学論、生命論である。いうなればキエシロフスキーの遺言でもある。本作は、劇場で観るたびに違う映画を観ているような錯覚を覚える。そ…
>>続きを読む かなり好きだった。 透明なスーパーボールに映る流れる景色。いつも何か予感させられる出来事。父親との仲の良さが、すてき。
私もどこかのもう1人の私と、何か通じ合っていたら、かなりロマンチックだ…
2025-48
全体的な映像色彩がジュネを彷彿とさせる
最後の人形二体のシーンがめっぽう好き
リアリズムを模したシュルレアリスムみたいな映画や小説が大好きだから、ファンタジー感のない瀬戸際で粛々…
スロバキアとパリにいる2人のベロニカ。容姿もそっくりで音楽の才能を持つ。運命を2人で分け合って、無意識のうちに交わり支え合い、痛みも共有できる、そんな存在が私たちにもいたら素敵。あらゆる場面で不思議…
>>続きを読む冒頭からかわいいベイビーが出てきて幸先良さそう♩と思いながら観た。物語を十分に理解しようとすると難しいけど、分からなくていい気もする。映画そのものの中にも人形劇とか声楽とかの芸術要素が多くて心が満た…
>>続きを読む限りなく"完璧"に近い映画。
きっとこれから何度も観ることになる。
艶やかな黄金の色彩、精緻なカメラワーク、そしてベロニカ(イレーヌ・ジャコブ)の神秘的な美しさ。すべてが絡み合い、映像詩のような世界…
ポーランドとフランス、同じ顔、同じ名前、同じ才能、同じ癖を持つふたり。ポーランドのベロニカはクラクフでもう1人の彼女を目撃、コンサートで歌唱中に倒れる。何も知らないはずのフランスのベロニカは喪失感に…
>>続きを読む©1991 SIDERAL PRODUCTIONS S.A.