男からすべてを奪う女と、男にすべてを与える女。
パトリス・ルコントが『仕立て屋の恋』(1989年)と『髪結いの亭主』(1990年)の2作品で描いたものは、いずれも男にとっての究極的な理想像だったよ…
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久しぶりに再視聴。「髪結いの亭主」と並ぶパトリス・ルコントの代表作。
社交的でないためか近所の人達からも嫌われ、孤独なイール。ハムスターだけが友達。
そんなイールが部屋の窓から見えるアリスに恋をする…
仕立て屋のイール。
彼はボウリングが得意、それに以前わいせつ罪の前科持ち。
お向かいさんを覗くことが習慣になっとる変態オジサン。
この覗かれてる女性、アリス。
彼女は婚約者と早く結婚したい一途な女…
アリスにしろイールにしろ、恋愛してる時の人間ってこういう独りよがりの醜さがあるよなと思う。もしわたしがめちゃくちゃな美人だったら、会話してみたい人がいたとき、その人の目の前で、紙袋いっぱいのトマトを…
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報われない愛の一方通行
仕立て屋らしいシーンはわずかであった
彼の神経質な潔癖くせは表現されていた
暗闇から浮き出るような真っ白い顔で覗いているシーンはまさにホラー
愛した女を救い共に幸せにな…