昨年、ガルシア・マルケス没後10年の再ブームでマジック・リアリズムという言葉が氾濫してますね。とても不快です。
返還直前の沖縄で、未だ日常と隣り合わせの神秘の森や精霊や呪術。虚構と現実が入り混じり…
もう、訳がわからないとしか言いようがない。
昔話のように見えるのに、米軍とか現代的なものが出てきたり、話も意味がわからなかったり。
おまけに、邦画にも関わらず全編、字幕付き。
映画としてぶっ飛んで…
青山千可子という、今見てもハイスペックな美貌を持った知る人ぞ知る女優さんが、90年代手前に魅せた、ほんの数秒のヌードシーンに驚かされる映画。(みなさん当然ながら内容についてしっかり書かれていらしてる…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
子どもの頃って感受性が強かったんだなあ…。と改めて感心した映画でした。
子どもの頃に観たことがあったのでもう一回観たら別の意味で面白かったお話でした。
全編ほぼ琉球語なので字幕必須待ったなしですが…
円環の提示と破壊を同時に達成するためのオチに思わず、え?と呟いてしまった。
日本の風土に合わせたマジックリアリズムを映像化し、それが成功した極稀な例だと思う。
マジックリアリズムが「未開」と「未開」…
「今政治的発言をしたね」
ノリが掴めなくて前半けっこう戸惑ってしまったが途中から何となーく慣れてきて終わる頃にはなんかすげーもんみたな、と思っていた。真面目な顔してふざけてる。舞台は日本返還直前く…
写真:桑本正士 1989PARCO