魔王の作品情報・感想・評価

『魔王』に投稿された感想・評価

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キネマ旬報2001年外国映画同率44位枠
純粋なこころの持ち主であるために、戦場に少年兵を送り込む死神のような役割と、彼らを救いたいという行動の板挟みになる男。人間の持つ二面性を描いたシュレンドルフ作品。製作はジェレミー・トーマス。

パッケージのあらすじを読んだところ、主人公は狂気的で幼稚な軍国主義者なのかと勘違いしたが全くそんなことなかった笑
どんなに無垢な罪であろうと、神は悉くに罰を与える。そんな展開を傍から見ていると、なん…

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このレビューはネタバレを含みます

「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフ監督による作品。

よくこの映画を語る場合に主人公のアベルに対して「少年の心を持ったまま大人になった」と表現しているケースが多いが私の感想ではそうではあり…

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監督フォルカー・シュレンドルフ
主演ジョン・マルコヴィッチ
原作トゥルニエ(小説)

世界には幾つもの裂け目がある、
そのなかでも大きな裂け目が戦争であり、主人公アベルの魂がその時、どのような徴(し…

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かつての日本の姿がそこにあった。
無知とは恐ろしいものだ、プロパガンダによる洗脳は逆らえないものだろうか。
今だから思えるのだが、20代まではかなり幼い考えを持っていたんだと。
忘れてはいけないこと…

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mh
-
このレビューはネタバレを含みます

フランス人捕虜視点のおとぎ話テイストなナチスドイツ。
親しかった少女に性犯罪者にされてしまう序盤が強烈。これ、なんの伏線でもないんだけど、もしかすると主人公の本性という意味だったのかも。
不起訴処分…

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 写真好き、動物好き、子供好きの変わり者アベル。ある少女の報復行為と戦争によって、数奇な運命をたどることとなった彼の半生を描くドラマ。

 フランス人であるアベルは最終的にドイツ軍の捕虜となって、兵…

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子どもの心を持ったまま大人になったかのような男が運命に翻弄されながらもナチスドイツの下でしたたかに生きぬくさま描く。

第二次大戦直前のパリ郊外。幼い頃から内向的だったアベルは自動車修理工になった…

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manac
2.5

時代設定が第二次世界大戦、主役のアベルは捕虜に。となったらかなり悲惨な描写もあるだろうと覚悟して観たが、全体的に長閑だった。

悲惨な戦闘シーンも無くあっさり捕虜となり、捕虜収容所の警備が緩く、アベ…

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