さよなら子供たちの作品情報・感想・評価

「さよなら子供たち」に投稿された感想・評価

こどもの日だったので本作を観た。
寄宿舎で大人たちの目を盗み、わちゃわちゃする子供らの雰囲気がいい。
説明やセリフよりも表情で語りかけてくる。
sea

seaの感想・評価

4.6
悲しすぎる。この時代から何も変わらない世界はいつになったら変わるのか。
元々、ルイ・マル監督の
死刑台のエレベーターが見たくて、
始めた映画鑑賞。
遂に見ました。さよなら子供たち。
ナチス占領下のフランスを舞台にした
作品。
こういった感想は、不謹慎かもしれないが美しい。
情景も、2人の友情も美しい。
見え透いた友情では無く、
言葉も多くは交わさないが、
2人の中の友情は確かにあって
見ていてとても気持ちいい。
やはりルイ・マル映画は良いですね。
a

aの感想・評価

4.2
物語が進むにつれて結末が見えてきてしまうのがなんともつらい、、、
胸が痛いが時代背景が分かる映画は面白い。
並ばれたベッドに音のないシーンが好き
実感なんか湧く前に突然いなくなってそのまま永遠に会えなくなることが実際たくさんあったんだろうな

最後の、怒りとか悲しみの実感が確かなそれとして湧き出てくるより前に流れてきたような涙が忘れられん
ドイツ占領下のフランスの中学校の話。新入生と友情を育む。後半は史実が押し寄せてくる
ルイ・マルの半自伝的な作品。
後半の展開があまりにも衝撃的で容赦ない。
そこに至るまでは、戦時下とは言え遊びたい盛りの悪ガキどもの他愛のない青春、と言っていい流れでゆっくりと流れていくんだが、その中でもボネの何気ない言動や神父の気遣いなんかにも隙のない細かい仕掛けなんかが散りばめられている。

こう言う瑞々しい青春と自分は無縁だったから、あまり好きになれないかなあ…って思いながら観てたんだが、そこに至ってからは目が離せず。
史実ベース、尚且つそこまで予想外な展開でもないのに、「ここまで酷くはないはず……」と言う期待は見事に打ち砕かれた。
「ここまで酷かった」んだ。

最序盤のクレジットで、ある意味強烈なネタバレしてるんだがなあ……
ひゃら

ひゃらの感想・評価

4.0
新学期・操行ゼロといい、全寮制の学校の子供達が歌いながら散歩する姿の愛らしさ…言葉では表さないことで子どもたちの純粋な優しさとか悲しさ、戸惑いが滲み出ているシーンがたくさんあって、しみじみと好きだった。
ナチス占領下のフランス。芽生え始めた友情はそのナチスによって容赦なく引き裂かれる。ナチスの歴史を知っていればあれ程残酷な別れの言葉はない。
1944年、ナチスの占領下にあったフランス。
その渦中カトリックの寄宿学校で学ぶ”ジュリアン・カンタン”と転校生”ジャン・ボネ”の2人をはじめとした子供たちに焦点を当てた作品。

目下戦場での悲惨さの裏側での子供たちの無邪気な暮らしぶりが余計に切なく感じてしまうのは、こちらは子供ではないものの『戦場のピアニスト (2002)』にも近い。

”ジュリアン・カンタン”と”ジャン・ボネ”に友情が芽生え始めるが、その時代には常に不穏な空気が流れている。

切ない物語。

『さよなら子供たち』(原題も同じ意)。観賞後とても良いタイトルだと感じた。

因みに、ルイ・マルの作品は『死刑台のエレベーター (1958)』『鬼火 (1963)』を観たが、本作こんな感情的な作品も作る人物だったのかと驚いた。
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