フランスのヌーヴェル・ヴァーグの旗手、ルイ・マル監督が撮った「さよなら子供たち」は、戦争が引き裂いた二人の少年の間に芽生えた友情と別離を、感傷に訴えることなく淡々と描いた珠玉の名作だと思います。
…
カトリック男子寄宿学校。
ふざけたりいたずらばかり。チャップリンの映画をみんなで観て笑い合ったり、ピアノを連弾したり。
空襲警報やドイツ軍の監視、宗教分断が日常のすぐ側にあるなか、多くの子供たちは…
このレビューはネタバレを含みます
この映画は、少年たちが良いですね。
ピアノをセッションするシーンが楽しい。ラグタイム風のメロディ。小生はいくらピアノを習ってもこんな風に遊ぶことが出来なかった。
でも、さよなら、さよならってみん…
宗教儀式が、対比的に描かれる。
キリスト教の儀式が幾度も描かれる中もっとも印象に残るのは、たった1回のユダヤ教の儀式。
日本公開時のパンフレットにはこのように書かれています;「40年以上待って、や…
ナチス占領下のフランス、カトリック寄宿舎で学ぶ男の子たち。千夜一夜物語はエロらしい。竹馬の遊び、みんなで観るチャップリン。プロテスタントでパテが嫌いなボネにジュリアンはジワジワ察す。そして別れ。裕福…
>>続きを読む良い映画!
主役の男の子も可愛い。フランスの寄宿学校の様子なんかも非常に興味深い。生徒たちの台詞回しや見せ方も巧み。映像やカメラワークも最高。だが、なぜだか心の底からはハマれない。これは一体なんなの…
どこの学校にもありそうな男子生徒たちの日常。学徒たちのアホなじゃれあいが簡単に壊れてしまう戦時下。無邪気な感じが続いてからの終盤の展開に苦しさが増す。あとからくる良さがあった。
AB級(ランク詳細…
© 1987 STUDIOCANAL FILMS Ltd