さよなら子供たちの作品情報・感想・評価

さよなら子供たち1987年製作の映画)

AU REVOIR LES ENFANTS

製作国:

上映時間:103分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「さよなら子供たち」に投稿された感想・評価

lena

lenaの感想・評価

4.1
縞模様のパジャマの少年ばりにえぐられた、子供たちの無垢さと戦争の残酷さのコントラストが辛すぎ
Johnny got his gunとか、こういう直接的な戦闘シーンとか収容所のシーンがない映画の方がメッセージ性が強い、、、
南無

南無の感想・評価

5.0
彫り深き者達の制服姿が見れるお耽美映画かと思って観たらめっちゃナチス
切ない😢
Borderlessな子供たちに降りかかる不条理

ルイ・マル監督の自伝的映画とか聞いた気がする。

ナチス時代のフランスが舞台。ジュリアン少年の通う寄宿学校にジャンという少年が転入してくる。次第に心を通わすジュリアンとジャンだったがジャンにはある秘密が。

ナチス時代の話となれば多分そうだろう、という展開だった。

でも、少年達にはそんなことは関係ない。同じ人間、同じ学校に通い、同じ感性で笑い・泣く。コドモにとっては人種なんて関係ない。そんなことは気にもしない。

彼らにとって「ともだち」であること以外さほど重要ではない。

そんな彼らには大人以上に不条理さを感じただろう。

大人ですら理解しがたいこの状況。少年だったらわけが分からないであろうことは容易に想像がつく。

とても静かに進みラストも静かに終わるのだけど、シンプルな言葉が彼らの思い出といろいろな出来事をぜんぶ含んだ言葉として重くのしかかる。

とあるアーティストが言ってた「Borderless」。
人間も動物も、生まれてから子供のころくらいまではボーダーがない。何人か、男か女かなんて意識しない。ピュアな世界がある。
でもいろいろな知識や知恵がついてボーダーを知る。そんなボーダーがなくなればもっと平和な世の中になるんじゃない?月から見たら地球にボーダーなんてないよ。

まさに、その言葉を思い出した映画だった。
HK

HKの感想・評価

3.6
『鬼火』『地下鉄のザジ』などのルイ・マル監督によるフランス映画。キャストはガスパール・マネス、ラファエル・ファジド、フランシーヌ・ラセットなどなど

1944年、パリ解放まであとわずかまでのナチス占領下でのフランス。ここで主人公の青年はクリスマス休暇を終えてパリから離れてカトリック系の寄宿学校に疎開した。そこで実は神父によって匿われて入学したユダヤ人の生徒と知り合う。そこでの学校生活に不穏なまでに戦争の恐怖が…

話しの構成というものはそれこそ、如何にもヌーヴェルヴァーグ的なリアリズムを前面に出した作風となっている。当時の寄宿学校での瑞々しい生活の光景を切り取るかのような作劇となっている。

説話における特徴としてはあくまで反戦的に大上段に構えた戦争批判をするわけではなく、厭戦的に戦争を濁らせながらも最後の最後で微かにそれゆえの悲劇をそこはかとなく匂わせることによって戦争の悲惨さよりも別れの切なさを強調している。

それこそ、パリ解放まであと僅かまでの出来事故に、そんな中で起きてしまった別れを若者視点から描くという点では説話的構造は自分の大好きな『血と砂』に似ている。

あくまで戦争に巻き込まれるピュアで純粋な子供目線からの戦争映画である。そして会食のシーンなどからも子供目線からの大人の会話から感じ取られる彼らの汚い本音と建て前の使い方などを見事に描いていて良かった。

『大人は判ってくれない』と同じく彼らが純粋にチャップリンの映画を楽しむ光景を撮って、そこでの彼らの純粋無垢なリアクションを撮って構成するというのも如何にもヌーヴェルヴァーグ味があって良かったですね。

しかし、やはり個人的にはあまりはまり切れない作風だったかなとは思います。『大人は判ってくれない』に比べると鬱屈としたような生徒はおらず、そこはかとなく平和な空間が却って温く感じてしまった。

あとはやはりこれは個人的な感情かもしれませんが、僕がああいう寄宿学校での集団生活に馴染めないようなすごいそういうのが苦手な人間ゆえにちょっと彼らの生活光景を見ているのが精神的に辛かったというのがあると思いますね。

なんかああいう瑞々しい学校生活を見せるというのは『小さい恋のメロディ』とかと同じ雰囲気を感じて受け入れられませんでした。

ですが、終盤の切り返しの切なさはとても良かったですね。BGMなども極力しようせずにドキュメンタリータッチで、劇的なら無理やり音楽で盛り上げる所も自然に流すような演出だったのが良かったです。

あくまで集団生活が背景にありながら、あくまで主眼にあったのはジュリアンとボネットの淡い友情というのもとても良かったですね。山で二人で迷って共犯関係に陥るとかの描写もとても良かったですね。

後は意外な犯人。やはりこういう時に誰かがそういう役割をしてしまうのが悲しいかな。時代さえ違ければこんなことにはならなかったことを。

いずれにしても見れて良かったと思います。点数は意外と低いですがもっとルイ・マルの映画を見てみたいですね。
お

おの感想・評価

-
ジョジョラビット思い出した
でもこっちはたんたんと進んでいく日々
冬の寒さとか恐怖とか
夜の暗さとか森の静けさとか
冷たくてとてもきれいな映像

友だちとの思い出と思ってみてたけどさよなら子どもたちは神父様の目線なわけで、それが処女作を成熟してから撮るって意味なんかな
Gaku

Gakuの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ナチスドイツの占領下だったフランスの当時では普通だった日常。子供達は親元を離れて疎開先のカトリック寄宿学校で勉強。作中、子供たちは無邪気なのかやんちゃなのか竹馬にのって喧嘩したり、戦争ごっこしたり、隠れてたばこをすったり。
そんな中、主人公ジュリアンは転校生ボネと仲良くなっていくうちにユダヤ人であることを知る。徐々にナチスの魔の手が忍び寄り、あることがきっかけで学校の取り締まりが始まる。終盤、ジュリアンの目で訴えかけてくる演技が秀逸だった。ボネを始め苦楽を共にしてきた仲間が大人達の身勝手な考えと密告により連行されていく様は見ていて痛々しかった。
本編、人が殺されるシーンはないが、十分すぎるほど心を揺さぶられた。
ちなみに、ジュリアンとボネが個人的に中々の美少年だと思う。髪型がええんかな?
かめの

かめのの感想・評価

4.2

自分にとっては友人であり、一人の人間だったが、誰かにとってはただの「ユダヤ人」で、それ以上の意味を持たなかったいうこと。
chiyo

chiyoの感想・評価

4.0
2018/1/1
ルイ・マル監督の自伝的映画。悪戯が過ぎる嫌いはあるものの、無邪気で和気藹々とした寄宿舎生活が微笑ましい。が、“ユダヤ人”というワードを耳にし、ゲシュタポが登場する中盤以降から、次第に不穏な空気が漂ってくる。あの時に振り返っても振り返らなくても、きっとボネの未来に変わりはなかったと思う。それでも、ジュリアンにとってはあの時に振り返ったことが、心に深い傷を残しているような気がしてならない。また、当時は分からなかったと思われる、子供たちが口にした「さよなら」の言葉の重さが辛い。子供の目線から見た、静かな反戦映画。
なか

なかの感想・評価

4.2
少年の眼差しが胸を突き刺す映画。
.
ユダヤ人である友人とささやかな日々を送りながらも、背景にある戦争の足音があまりにも残酷で戦慄さえ覚える。静かで悲しい傑作。
Yuko

Yukoの感想・評価

4.0
最後の先生の言葉がそのままタイトルになっているところなど、『蝶の舌』を思い出す。良作。
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