小津作品としてはドラマチックな展開で激しく見応えがダイレクトに伝わる作品。
中村鴈治郎と京マチ子の全開の個性、川口浩と若尾文子の若き真っ直ぐな個性、そしてなによりも杉村春子の秘めた思いをひた隠す抑…
大映撮影の小津安二郎異色作というイメージで苦手だったが今観ると面白かった。昔は芦屋雁之助演じる親方の家父長的存在感を毛嫌いして見辛かっただけだと思った。そして相変わらずデジタル修復版はやはり素晴らし…
>>続きを読む旅回りの芸人一座という、小津映画では目新しい設定。みんな役者やのう。ワンシーン毎、目を離せない構図(カラーになって小津は喜んだのだろうか?)。灯台と一升瓶(明らかにジョークだ)、土砂降りの雨を挟んで…
>>続きを読む魅力的な細部に満ち溢れている。
京マチ子のタバコやらマッチやらを投げる仕草に惚れ惚れした。
若尾文子に誘惑される川口浩の全身に落ちる影、突き飛ばされて正論を突き付けられた中村鴈治郎の白目が見えな…
面白い。ただいつもの小津映画とは若干の違いを感じた。人の感情をモロに感じた。
「なにを!あほ!どあほ!」等の連発。今までまだ封じ込めてたものが籍を切ったかのように出てきたって思わせられた。もちろんそ…
戦後の泥臭い生き方の一つを、高い解像度で見せられる作品。登場人物ひとりひとりの存在が尊く愛おしく思えてくる。
親方は男女問わずすぐに手を挙げる昭和の理不尽な人間だが、去り際の往生際の良さや、どうに…