川端康成(1899 - 1972年)が自作について語った言葉に、たしか「一本の笛(ふえ)の音(ね)でしかない」といった主旨のものがあったように思う。
あれはどこに書いてあったのだろう。覚えていれば…
列車を待つ駅舎の中ですみ子が差し出す火を頑なに拒もうとする仕草はかわいいけど作中の親方の言動がクソすぎて、清に父親という存在を拒否られた時は拍手喝采&スタンディングオベーションもの。
結局最後は仲…
小津安二郎を初めて見て、聞いていた小津のアングルを見れた。
屋根の下で口論をするシーンの2人の目が鋭すぎた。雨が2人の関係を絶っていた。構図がよかった
一座の男達の会話で、周りのおじさんが笑っていて…
このレビューはネタバレを含みます
中村鴈治郎すげ〜
京マチ子怖〜〜〜
2人を初めとする周りの演技が鬼のように重厚なので、対して若い川口浩と若尾文子の演技が溌剌と見えてよかった
駒十郎、さすがにクズすぎる
しかし京マチ子に言った「あい…
名優たちの演技を堪能する作品。
駒十郎とすみ子が
それぞれ向かいの屋根の下に
立ち、豪雨の中で罵り合うという
凄まじい絵のシーンがありましたね。
いつも思うのだけど、
この時代の名優と呼ばれる方々…
「昭和を生きた」と言えるような人間じゃないのでイメージでしかないけど、昭和の夏、昭和の男と女、昭和の人間臭さが凝縮されているような映画だった。
志摩半島の港町の風景、土砂降りの中での痴話喧嘩、浴衣…