小津安二郎を初めて見て、聞いていた小津のアングルを見れた。
屋根の下で口論をするシーンの2人の目が鋭すぎた。雨が2人の関係を絶っていた。構図がよかった
一座の男達の会話で、周りのおじさんが笑っていて…
このレビューはネタバレを含みます
中村鴈治郎すげ〜
京マチ子怖〜〜〜
2人を初めとする周りの演技が鬼のように重厚なので、対して若い川口浩と若尾文子の演技が溌剌と見えてよかった
駒十郎、さすがにクズすぎる
しかし京マチ子に言った「あい…
名優たちの演技を堪能する作品。
駒十郎とすみ子が
それぞれ向かいの屋根の下に
立ち、豪雨の中で罵り合うという
凄まじい絵のシーンがありましたね。
いつも思うのだけど、
この時代の名優と呼ばれる方々…
「昭和を生きた」と言えるような人間じゃないのでイメージでしかないけど、昭和の夏、昭和の男と女、昭和の人間臭さが凝縮されているような映画だった。
志摩半島の港町の風景、土砂降りの中での痴話喧嘩、浴衣…
志摩半島の漁村を舞台に、浮草のごとく流れゆく旅回りの役者駒十郎、彼との婚外子を育てる食堂の女将お芳、一座の看板女優であり駒十郎の連れ合いでもあるすみ子らが織りなす人間模様を描く。
嫉妬に狂ったすみ…