極限まで粗を削ぎ落とした最高密度の映画って感じ。暗い中を花吹雪がゆっくり舞うシーンとかシンプルな描写が美しく、一つ一つの言葉が明解で重い。
なんか深そうなことを言ってるように聞こえるけど、要は言い方…
川端康成(1899 - 1972年)が自作について語った言葉に、たしか「一本の笛(ふえ)の音(ね)でしかない」といった主旨のものがあったように思う。
あれはどこに書いてあったのだろう。覚えていれば…
列車を待つ駅舎の中ですみ子が差し出す火を頑なに拒もうとする仕草はかわいいけど作中の親方の言動がクソすぎて、清に父親という存在を拒否られた時は拍手喝采&スタンディングオベーションもの。
結局最後は仲…
チューした!チューしたぞ!!
暗くてしっとりした廊下から、カラッと晴れた砂浜に切り替わるコントラストが素晴らしい。
地蔵とそっくりにバラバラに並んで一方向を向く団員たちも良い。
昼の明るい港から…
小津らしくないカメラ、シチュエーション、忙しさがあって新鮮。特に後半、解散からの流れは、退屈なのに何だか惹きつけられるいつもの感じとまるで違う。
彼岸花、鯉のぼり、傘に看板、走り去る列車とやっぱり小…