北野武監督の手垢が見えるような作品。塑造と言いたくなる。一つ一つの場面が丁寧に撮られている。暴力描写が数回ある、また時系列の操作など奇抜な演出が面白いが、作品の基礎には内省的で静かな時間が流れており…
>>続きを読む映画を見て、ここまでくうああああ!って色んな感情がないまぜになった作品は初めてだった。
渋いなあ切ないなあこの夫婦いいなあ。
武がピンで映ってる絵がとにかく渋くて影があって。
岸本加世子の無邪気…
西のキャラクターが掴みづらい。
いいヤツなのか悪徳なのか?
お茶目なのか?悪意なのか?
冒頭、ボールを明後日の方向へ投げ返すシーン。
終盤の少女の凧が破けるシーン。
実際されたら悪意を感じるだろうけ…
これもあんまりハマらなくて。あ、もういきなり漣さん撃たれるんだ!?とか、テンポの良さ、物語話し方はやっぱり最高なんだけど。ほんとに色んなテイストで作品を作るから自分が北野作品のどこに感動したかわかっ…
>>続きを読む「首」が観たいが観れないので、北野武作品を観ることで気を紛らわせる作戦。
で、だ。
良かった。
たけしも岸本加世子も殆ど台詞がないのに2人の関係が感じられて凄く良かった。
所々に散りばめられ…
オールタイムベストの1本。北野映画らしい静と動、静謐な世界観に現れる暴力性の強烈さも素晴らしかったけど、なにより徐々に生を取り戻していく大杉漣と対比的に描かれる、破滅へと向かっていく2人の逃避行が美…
>>続きを読む何年も前に一度見て、ラストシーンの強烈な印象だけが残っていた。
他のシーンも全体のストーリーもすっかり忘れてしまっていて、大杉漣の役までわからなくなっていたんだけど、改めて見てやっぱりこの映画好きだ…
すごい、。
異次元すぎる、北野武。
むかーしに、一度見たことあってその時はあまり感じなかったが、私の審美眼も少しは成長したようだ。本作の凄まじい芸術センスだけは感じられるようになった。
静けさ…
優しくて、暴力的で、儚い。
全体的に「静けさ」なんだけど、それなりのバイオレンス。途中、銃声のみが聞こえるシーンでは、静けさの中だからこそ痛みがある。
約100分とは思えないくらい展開と感情が詰ま…