1930年代のフランス映画。ジャンギャバン主演。遺伝的発作で衝動に駆られ暴力を振るってしまう男。コンプレックスを持ちながら機関士として働く。助役の奥さんと恋に落ちる。しかし金持ちの男の愛人で、夫から…
>>続きを読む蒸気機関車への愛が溢れる映画。ル・アーヴル駅へ劇伴のファンファーレを伴って誇らしげに機関車が滑り込む冒頭5分の素晴らしさに泣いてしまった。ジャン・ギャバン演ずる機関士ジャック・ランチェと彼の相棒ペク…
>>続きを読むある事件をきっかけとした恋路の末に悲劇を招く機関士を描いたジャン・ルノワール監督1938年作品。エミール・ゾラの小説が原作で、タイトル出しでゾラ本人の写真が出てくるのが珍しい。列車走行シーンの圧倒的…
>>続きを読む身ひとつで線路の暗闇を進むジャン・ギャバン、混乱したまま死に向かう人間の姿そのものでたまらない。
冒頭のテロップはいかにも原作ものっぽい野暮ったさが感じられるし、列車のシークエンスは明らかに長すぎる…
殺人を犯した女性と、女性に対して殺人衝動に駆られてしまう男性が恋に落ちていく。
自分の手を汚さずに自分にとって邪魔になった人を次の恋人に殺させる、したたかさの奥にある底知れない悲しみと寂しさを感じ…