全てのテクニックを適当に活用する。川沿いの散歩は遜った長回しで撮って、少しシャイな感じを混ざる。溝口にとって珍しいローポジションでよくこの手を使って小津の実用性を超えたと思う。
終盤いきなりのモンタ…
大好きすぎてどうしよう
大袈裟な演出もなく、何か感情を押し付けてくるわけでもないのに感動する。溝口監督の美的感覚は多くの日本人のものと近い。ストーリーは別に特別ではないけれども、ワンシーワンカット…
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例えばあなたの恋人が役者志望で、劇団のチケットも売ってあげたり、恋人が売れるためには努力を惜しまない。同棲もしてるしなんなら生活費はあなたが稼いで養っている。——それなのにメジャーデビューが決まるや…
>>続きを読む歌舞伎役者の若旦那が使用人と駆け落ち→地方で芸を磨き、本家に戻るが離縁→二人の仲が公認された頃、女房は長年の無理が祟って倒れ……身分違い+内助の功+女の早逝、「芸のためなら女房も泣かす」とは良く言わ…
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歌舞伎の名家に生まれた男が初めて触れる、真心と献身。
頑迷固陋な伝統主義の囚人。物心つく前から煽てられ、閉鎖的な環境に居続けたら、世間知らずの天狗に育って当然である。
直接的な愛の告白はなくても…
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お徳さんの献身…😢
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有名な親を持つ菊之助と奉公人お徳との切ない恋の物語
お恥ずかしながら初めて見ます溝口健二監督作品。再生して数分でこれは絶対に素晴らしい内容だと確信。
圧倒的に構図が…
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