#186 芸道映画大会
これ、何度か観てるんだが、やはり傑作。
新生新派の、当時のエネルギーが、ひしひしと感じられる。
文学座の久保田万太郎がシナリオ担当したことでも、いかに、新派が期待されていた…
柳永二郎は漂流する二人が三回の出会いを促す「導く者」であった。芸の奢りが人の命を奪ってしまったことをきっかけに漂流者となった花柳章太郎と、経済的支柱を奪われて芸のできない芸者として漂流する山田五十鈴…
>>続きを読む☆東宝&劇団新派の戦時中のコラボもの。
☆前進座とPCLのように、新派も何処かの映画会社とのコラボ作品が何本かあるのだろうか?松竹の溝口『残菊物語』は、花柳章太郎の一本釣りかな?
☆成瀬作品といえど…
歌行燈(うたあんどん)35ミリ
これはすごい傑作。とりあえず今言えることは木漏れ日の美しさ。
そして家族やなんやらの絆では入り込む余地のない「芸」の厳しさ。また、その芸が到達するところ。語彙力が…
大傑作。『鶴八鶴次郎』に匹敵する芸道もの。
山田五十鈴にまだ若さも感じ、無垢性に似たものが漂う。
ラストシーンの情念も含めて、溢れ出すエネルギーが凄まじく、圧倒されたまま終わり、半ば放心状態。夜のシ…
観たかった成瀬巳喜男監督作品の一つ。泉鏡花原作で観世流の能楽師が若気の至りで増長するめくらの謡曲師を懲らしめ自殺に追い込んだことで父の逆鱗に触れ2度と謡いを口にするなと勘当される。流しの三味線弾きを…
>>続きを読む成瀬巳喜男監督の観る
能楽界の有望株喜多八は旅公
演の途中に按摩に謡の名人が
いると聞き訪ねるが若気の至
りか素人相手についつい
脚本 久保田万太郎 原作 泉鏡花
芸道モノで親子モノで恋愛モノ…