歌行燈の作品情報・感想・評価

『歌行燈』に投稿された感想・評価

3.6

成瀬4本目。泣いたわ、償いと赦し。でも師匠と腕比べをして自殺に追い込むってよくわからない、技術が劣ってるならお前が悪くね?それを腕比べを申し込んだ側のせいにされても…まあそれきっかけで死なれたら自分…

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群像劇の成瀬が好きな身としてはこのクライマックスはたまらない。
断絶されたままのシーンが鼓の音で接続される荒唐無稽さ、山田五十鈴の舞の移動で画面中央が開き花柳章太郎がフレームに入る、駆けつける省略の…

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4.0

芸人が挫折を経て放浪と修練の果てに復活するという典型的なドラマが成瀬のモダンなセンスとユーモアと巧みな編集により片意地張らず楽しめるエンターテイメントな作品に。ラストの感動の対面で敢えて按摩さんとの…

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o
4.7
傑作

解決部分のご都合主義が玉に瑕ではあるもののそこまでの技量は見事という他ない

今すぐBlu-rayリマスター版を発売するべき

芸事を極めようとする若者の苦悩と数奇な巡り合わせ。

能楽師・喜多八(花柳章太郎)は若気の至りで犯したある過ちにより、父・源三郎に芸事を禁じられ破門される。

あれから2年….
地方に流れた喜多八は…

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泉鏡花が原作。1943年、戦時下の、戦意高揚とは無関係の文芸大作。松林で舞を教えるシーンは、鏡花的な効果が素晴らしく、忘れられない。
mizsee
3.7

冒頭の能のシーンでこれはキツいやつかな、と脱落しそうになりましたが、そのまま見続けて正解。
膝を打って拍子を取ることで、相手の芸を追い込むという他では見ることの出来ないバトルシーン笑を皮切りに、人間…

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成瀬巳喜男監督芸道物頂点「鶴八鶴次郎」の山田五十鈴に、溝口健二監督「残菊物語」の花柳章太郎、及び新派最盛期の名人級柳永二郎、大矢市次郎、伊志井寛が、泉鏡花の耽美的で幽玄な世界を心ゆくまで堪能出来る成…

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なかなかすばらし。しかし松原はこれセットなんだろうなやっぱ。すさまじ。「昔の女優は大変だなあ」というレベルを超えてると山田五十鈴見てるといつも思うね。
3.0

〖1940年代映画:小説実写映画化:東宝:日本映画傑作全集〗
1943年製作で、泉鏡花の小説を実写映画化らしい⁉️
能のシテ方宗家の甥が謡の師匠と腕比べを行い自殺に追い込んでしまったことから勘当され…

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