『デデンッ!!字幕:戸田奈津子までがセット』
自分は「プリクエル三部作」世代で「ファントムメナス」で遥か彼方の銀河系にダイブしましたが、自分が人生で初めて「劇場」で見たSWがコレだったな〜。しかも当時PlayStation2でゲーム版が発売されて本編見る前に先にそっちをプレイしちゃったもんだからゲームでネタバレ喰らいまくった後いざ劇場で見たら「あれゲームにあったバトルは?」と謎のガッカリ感であまりいい思い出になかった本作。(そんな時はフォースジャンプだッ!!)そんな逆に思い入れがある本作を5月4日「スターウォーズの日」に再び劇場で見れる幸せ。
そうそうゲームみたいに盛り上がらない、ていうかそもそもこのエピは「主人公が闇堕ちする」避けられぬバッドエンド回確定演出だからそりゃ話も暗い。ジョン・ウィリアムズの悲壮感漂う重厚なサントラが響く中、ムスタファーでの師弟対決。途中互いにライトセーバーをブンブン振り回すだけの謎演出すら痺れるから許す。オビワンの「地の利を得たぞ!」は鬼ごっこで高い遊具の上に立った時によく叫んでいたな…。(登れないヤツ:アンタが憎い〜!!)
今見るとトルーパーやビークルが20年前だからグッとアニメっぽいが、その粗を感じる暇も与えぬOPの宇宙戦や数々の戦闘シーンは、今や創造主の手から離れ誰の叙事詩かわからなくなっている状況の中、当時は「こういう画が当たり前だった」かつてのSWの作風を改めて認識。「クローンの攻撃」で「帝国の逆襲」から長らく「舐めてたグリーンメンが実は激強マスターでした」対ドゥークー戦で少年マンガ的胸熱登場したマスター・ヨーダが、本作でまたしても最恐のシディアス公とほぼ互角の死闘を見せてくれる喜び。相変わらずアナキンのパドメ一筋の闇堕ちしなきゃいいパパになっていたんだろう、その夢は私生活でイクメン爆発させたクリステンセンがある意味継いだみたいな感じに見えてしまった。
そして当時見た時より格段に体感時間が短い。最近はドラマばかり見ているからかこの壮大な叙事詩のエピソードがたったの140分で終わってしまうだなんて……