月給泥棒の作品情報・感想・評価

「月給泥棒」に投稿された感想・評価

宝田明、デキるリーマンがめちゃくちゃ似合う。2人の頭突きから乾杯のショットに繋ぐいつもの岡本喜八を感じつつも、後半少し失速する。ジェリー伊藤が出てきたときに「モスラの悪役だ!」よりも「江分利満氏で二階に下宿してた外国人(タイマンで話すとこが泣ける)だ!!」と思ってしまった。ガレージに住む司葉子がオシャンだね。
無責任シリーズみたいな血の気の多いリーマン出世コメディ。

意外と非道だったり、予定調和じゃないのが興味深いです。パワーとスピードで押しきる。色々トゥーマッチな宝田明がやはり最高。司葉子の衣装がかわいい。全体的に子供には見せられないアクの強さが良いな。

なぜだか岡本喜八は後半お腹いっぱいになる。でも好きでした~
カメラ会社の営業部に所属する主人公(宝田明)は明るく社交的な性格と要領の良さから課長補佐に昇進する、さらなる出世のためライバル会社が狙う海外の大物顧客(ジェリー伊藤)の横取りを画策するのだが、、、

宝田明主演のサラリーマン喜劇、テンポよく進んでいき出演者が豪華なのと、衣装含めとにかくオシャレにキマっているあたりが見所かと

終盤の展開にはちょっとびっくりした、まさかの裏切り?この辺の描写は現代的ですねー
そしてラストのぶったぎり、それでいいのか!?と思っちゃうけどそれもありかもしれないですね、そんなきっかけでもないと素直になれないかもしれない

印象的だったのは浜村純の部長と、女性社員の原知佐子、若林映子、横山道代
ヒロインの司葉子はもちろんだけど、脇の女優さんもみんな綺麗で違った魅力があるんですよね、横山道代のお堅い風のメガネ女子が良かった!

ストーリー自体は個人的にはまあまあってところ、何も考えず楽しむって感じの映画かも
それなりに楽しめるけど、なんか、、、後から思い返すと残るものは少ないかなと、色々と都合がいいなーって思っちゃう、たぶん宝田明と司葉子がそこまで好きじゃないからだと思う

あとはなぜか最後にクレジットが流れるという、当時では珍しい映画
出世計算機とあだ名のカメラ会社の営業がザ バール国からライバル会社のカメラの買い付けに来たダゴン氏をなんとか口説き落とそうと、美人ホステスと一緒に奮闘する。

徹底してコメディでテンポのよさが気持ちいい。宝田明演じる主人公の要領のよさと出世のためならどんな事も厭わない貪欲さももはや快感。そして一直線にあのラスト。

マジメにフマジメ、岡本喜八。

このレビューはネタバレを含みます

ラストの宝田明が司葉子に「媚薬」を飲ませるところがオフショットになっていて、それがものすごく変わった編集になっている。とにかく怒濤のテンポとリズムで押しまくる。

@新文芸坐
chima

chimaの感想・評価

3.8
2018/6/23@ ラピュタ阿佐ヶ谷
岡本喜八監督特集
宝田も司も相思相愛なのにクールを装ってるのがたまらない。
最後の電気バチバチッて何!?w いい!!
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.0
見終わってすぐホッテントットてググった。
司さんと宝田さんのコンビは好物だけどこれは宝田さんの役がのっけからゲス過ぎて乗れなかったな…。
ジェリー伊藤さんが接待意味わからんみたいに言うのホントそう思う。
掃除のオバちゃんにカメラPRさすとこみたいな馬鹿馬鹿しいとこは好きだけど。
あと司さんのガレージ住まい渋い。
爽やかでハンサムで奥手な植木等映画と言えばわかりやすいか。ただ、爽やかでハンサムで奥手な男は、もはや植木等ではないけど。笑っちゃうほどアサヒビールとの癒着が強い映画でもある(笑)
出世欲の強いカメラ会社のリーマンが、美人ホステスと協力して、ライバル会社を出し抜き、外国との大口取引を成立させようと画策・奮闘する痛快コメディ。
なんといってもテンポが小気味よくって気持ちいい。
頭同士をぶつける瞬間に生ビールジョッキの乾杯シーンにつなぐところなど最高。
魅力的な脇役が多い(多すぎ!)のに、まったく埋没しない主演の宝田明と司葉子の存在感はすごい。
ばかばかしいラストも嫌いじゃない。
本当は上映回に宝田明さんのトークショーの予定があったのだが、体調不良とのことで中止になり残念。
最高に、最高に、愉快な作品。
シニカル、コミカル、テンポ良し。
結末も爽快。
宝田明の軽薄さ、司葉子の美しさ、脇役陣も個性豊かで、言うことなし。
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