山本周五郎が得意な「赤ひげ」や「さぶ」のような青年の成長劇。
本年8月に亡くなった、ジャン=シャルル・タケラ監督作品。思えば1984〜1986年はフランス映画は大豊作だった。本作は「ルノワール捧げる…
ラフォンの自室には彼の暗部が見え隠れしていて、そんな人間が嫌な奴やってるもんだから見ている分にはさほど嫌味に感じなかった。アルジェやドイツ占領時下の出来事を思い起こさせるような過去を持つ老婦人の自殺…
>>続きを読むパリのとあるアパルトマンに住む芸術家たちの人間模様を描いた群像劇。
フランス映画特有のさっぱりとした人間関係の描き方好き。互いに干渉しすぎず、でも何かあればそばに居てくれる隣人関係が素敵。
主人公の…
死は取り返しのつかないものだから
関わった人を変えてしまう力がある
大往生は幸せな死だね
哀しいのは自死
遺されたものは自分を責めてしまうかもしれない
想いを馳せる事で救われるのは故人ではなく自…
パリ14区のアパルトマンに住む美術評論家
毒舌ながらも類まれな才能を持つ彼と
同じアパルトマンに住む住人達の触合いや日常。
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カトリーヌ・フロが好きなので観た。古きよきアパートの造形の中で展開される人情味のあるやり取りは様々な人間模様を描いているとは言い難く、かえって分かりづらさを起因しているような気がする。基本的には辛辣…
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