とあるアパルトマンのC階段を使用する住人達の人間模様。階段を挟んで男女が罵り合うクセ強なオープニングからは想像出来ない、さっぱりとした後味が印象的な作品。
中心となるのは住人のひとり、美術評論家の男…
このレビューはネタバレを含みます
死は取り返しのつかないものだから
関わった人を変えてしまう力がある
大往生は幸せな死だね
哀しいのは自死
遺されたものは自分を責めてしまうかもしれない
想いを馳せる事で救われるのは故人ではなく自…
攻撃的なインテリのひねくれ者が、顔見知り程度の孤独な中年女の死をきっかけに人生を悟る、という展開で、説得力がいまひとつ。
「お前の反骨精神はその程度だったのか」と言いたくなるが、映像化にあたり、自殺…