究極の雰囲気映画(とてもいい意味で)
原作の空気感を実写にうまく落とし込んでいる。原作では背景が真っ白で省かれているシーンが多いが、映画では美しい背景をノイズにすることなく相乗効果を生み出している。…
おして、ひいて、こらえて、つきとばして。迷ってしてみて後悔までのワンセットを、何回も何回もくり返す。不器用な季節。来年もまた同じことをくり返してそうで、全く違ったことをする。この季節はこの季節だけ。…
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救急車に乗ったことがあって、タバコを吸っていて、洋楽のCDをたくさん持っていて、歌うように話す人に憧れる気持ちが、痛いほどわかる。
突然帰ってきて、何事も無かっ…
これこれ、私が最近日々に忙殺される中で求めていた映画でした。高校生の時に原作の漫画を友達から借りて「この人新潟出身だからみたことある風景がよく出てくる漫画だよ」と教えてもらった。
漫画もみたくなった…
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桐島は遠藤の事を凄いと言ってるけど、遠藤は達観してるようだけど何か足りなくて自分自身を空っぽだと思ってる感じが良かった。後半桐島がやりたい事見つけて立場が逆転していくのも良かった。そこで普通の展開だ…
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こういった時期の研ぎ澄まされた感覚と危うさの中で、描いたものや、聴いた音楽は忘れられない。
・海へ出た時のリコーダー
・知ってるだけなんだよね
・テレビ見ながら、中絶のこと
・校庭ずっと歩く
・わ…
うーん、ひたすらにこの子達の行く末をリアルタイムで見届けるしかない感じが、いいなあ。長回しが全く冗長に感じさせないのは本当に凄い技術だと思う。むしろ映画に流れる時間がリアルタイムに感じられて、2人の…
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