お茶漬の味に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『お茶漬の味』に投稿された感想・評価

HAYATO
3.3

2025年249本目
清々しい和解ではないが…
巨匠・小津安二郎監督が、地方出身の素朴な夫とそんな夫にうんざりする上流階級出身の妻のすれ違いと和解を描いたドラマ
妙子と佐竹茂吉が結婚して7、8年にな…

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『遠い山なみの光』の1952年長崎市街のシーンで黒澤明の『生きる』とともに本作のポスターが貼られているのを観て、何かレファレンスがあるのかなと思い観てみた。


私はかなり自分の家庭内で茂吉さんなの…

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3.7

それほど多く観ている訳ではないけど、小津作品て家族間の嫌な部分をすごく上手く描いている。そして、それぞれに憎まれ役的な人がいるけど、中でもこの作品の主人公の奥さんはトップクラスに嫌な人物だった。

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3.9
良かった。
良かったんだけど、奥さん、さっき旦那さんがお茶漬けで食べてるの見てブチ切れてたし、旦那さんは旦那さんでもうしないよって言ってたやんって考えがよぎって最後だけなんかいまいちだったなあ。
aco
3.5

互いに価値観の違いや倦怠感を抱く夫婦が、姪の見合い話をきっかけに夫婦の絆を再認識する物語。

夫と妻を通して、庶民と上流階級の違いが対比的に描かれる。競輪、パチンコ、ラーメンやトンカツといった庶民の…

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4.0
夫婦関係ってなかなか難しいと思いました。
年数を重ねないと分かち合えないこともあるし、時代背景が異なってもいつの時代も悩みは同じなのかも知れないです。
独特の空気感が心地よいです。

幸福な孤独感_。

都会育ちで裕福な家庭に育った妻妙子と、地方出身者で朴訥な夫茂吉。お見合い結婚してからも、情愛が育つことなく中年まできた。そんな二人の前に、年頃の姪っ子節子の見合い話が持ち上がる。…

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4.0

近く用事があり鎌倉に行くので、円覚寺にある小津安二郎監督のお墓に行こうかと予定しております。
小津作品のいわゆる紀子三部作を観て、本作に至ったわけですが、どの作品も大変面白い。そのクオリティーの高さ…

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小津の従軍後初の作品となる予定だった本作。軍の検閲であえなく没になったシナリオを改定して、紀子三部作の合間に公開された1本。小津安二郎と脚本家野田高梧との名タッグによる、いわば絶頂期にあたる映画だが…

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3.8

夫婦の上手くいかなさ、和解した時の平穏が身に染みる。

小津安二郎「東京物語」の前年。家庭ドラマなので、固定カメラで捉える日本家屋が趣深く、間取りが分かるような移動が多い。

また東京のあらゆる娯楽…

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