このレビューはネタバレを含みます
結婚とは相手を変えようとする戦いではなくお互いを受け入れる旅であるっていう話。
皇居のお堀も見える丸の内の風景や、パチンコや競輪や野球観戦など、今の時代にも存在していたり変わらなかったりするもの達…
インティメイトでプリミティブ?
最後に妻の妙子が旦那に対して理解を示した経緯がイマイチ釈然としないけど、二人で夜食の用意をするシーンは良かった。妻に気圧され気味な夫、茂吉がナヨナヨしくて親近感が湧…
なるほどね上手い
節子が家きた時の奥さんのめちゃめちゃ力技で嘘を通そうとする時の、切り返しの力がおもろい
あと俺が見てきた少ない小津作品には無かった、襖の空間の中でカメラが移動する感じ。あの空間が広…
2025年249本目
清々しい和解ではないが…
巨匠・小津安二郎監督が、地方出身の素朴な夫とそんな夫にうんざりする上流階級出身の妻のすれ違いと和解を描いたドラマ
妙子と佐竹茂吉が結婚して7、8年にな…
『遠い山なみの光』の1952年長崎市街のシーンで黒澤明の『生きる』とともに本作のポスターが貼られているのを観て、何かレファレンスがあるのかなと思い観てみた。
私はかなり自分の家庭内で茂吉さんなの…
それほど多く観ている訳ではないけど、小津作品て家族間の嫌な部分をすごく上手く描いている。そして、それぞれに憎まれ役的な人がいるけど、中でもこの作品の主人公の奥さんはトップクラスに嫌な人物だった。
…
互いに価値観の違いや倦怠感を抱く夫婦が、姪の見合い話をきっかけに夫婦の絆を再認識する物語。
夫と妻を通して、庶民と上流階級の違いが対比的に描かれる。競輪、パチンコ、ラーメンやトンカツといった庶民の…
幸福な孤独感_。
都会育ちで裕福な家庭に育った妻妙子と、地方出身者で朴訥な夫茂吉。お見合い結婚してからも、情愛が育つことなく中年まできた。そんな二人の前に、年頃の姪っ子節子の見合い話が持ち上がる。…