怒号する巨弾の作品情報・感想・評価

怒号する巨弾1960年製作の映画)

製作国:

上映時間:84分

3.3

『怒号する巨弾』に投稿された感想・評価

シネ・ヌーヴォさん新東宝映画まつり7本目。

渡辺宙明さんのジャジーな音楽がご機嫌な作品でした。 
何故か怪談ぽい劇伴にだけは戸惑いました(笑)

作品の雰囲気はフレンチノワールっぽくてなかなか良かった。
このレビューはネタバレを含みます

◎戦時獄死した父の仇を討つニヒルなスナイパー

1960年 新東宝 モノクロ 84分 シネマスコープ
*状態は特に鑑賞に差し支えなし

戦時中にスパイの濡れ衣を着せられて獄中で拷問の末に死んだ父親の…

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ファーストシーンは国会議事堂と傷痍軍人。天知は、戦争で父を殺された復讐で殺人を続ける。そのためには相手の娘も利用する。その娘を本当に愛してしまうのだが…。クライマックスは宇津井刑事と車上での対決。轍…

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3.5
熱血刑事の宇津井健とクールな復習者の天知茂のハンサム対決。
ストーリーは在り来りでも、珍妙なラストだけでも見る価値あり。
池袋西武のエスカレーターで客をかき分けて逃走するシーンにはビックリ。

緊張感ある展開なのに、お化けが出てきそうな音楽で脱力。
Jimmy
4.0

敗戦直後の父親を獄中死させた男達への復讐劇。
復讐する男は天知茂、彼の恋人は三ツ矢歌子、彼を逮捕しようとする刑事を宇津井健が演じる。

敗戦直後に男達のワナによってスパイ容疑で逮捕された男、そして少…

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スパイの嫌疑をかけられ会社を乗っ取られてしまい獄死した父の仇を討つため復讐を誓う天知茂。
仇敵に近付くためその娘を誑かすが、いつしか本当の恋仲に。
娘に横恋慕する刑事(宇津井健)が天知茂を追うカタチ…

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4.1

 こんなタイトルを聞けば列車砲のような化け物を想像するところだが、ついに出てきたのはなんと中世騎士の馬上槍試合、いろいろ考えてるわい。素直に受け止めれば、誇り高き天知と宇津井の一騎打ちに犯罪者も刑事…

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このレビューはネタバレを含みます
最後の決闘は一発で終わった方が良かった様な…車の切り返しでもた付いた印象が残る

最後の車の決闘に至るまで、全編を通してムードのある小咄というか。その割に粋な演出は少なめというか、それよりかは闇と復讐心を背負った天地茂という男の表情を撮った映画。でもあの天地茂は……全てをほっぽり…

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