初めてのツァイ・ミンリャン監督作品ですが。好きな空気感で楽しめました。
なんの予備知識も無い状態でほとんどセリフがないので、いったい何処のお話なのか分かりませんでした(マレーシアなのですね。台湾の監…
同監督の初期三部作は好きすぎるが、この作品はやはり芸術性の高い路線に行ってるから好きにはなれない。
同監督はだんだんと現代アートの方向へと行ってしまった作家。
ペドロ・コスタも言っていたが、映画監…
眠り.ラジオ,屋台,人集り,祈り,裏連れられ,暴行,布団乗せ運ばれ,布団洗い,怪我人彷徨き.呼び止め,男介抱,廃墟.取壊し工事,袋ジュース,看病,現場水面眺め.喫煙,歯磨かれ.耳掃除,身体洗い,店.…
>>続きを読む海外だから飽きずに見れたけど邦画の見慣れた日常で、この展開だったらつまんないかもなー。つまんなくて好きだけど。ツァイミンリャンってだんだん尖っていくタイプでもの作る人にしては珍しい気がする。大体の人…
>>続きを読むツァイ・ミンリャンは役者の扱い方が上手いし、リー・カーションの演技は相変わらず惹きつけられる。植物人間という難しい役どころを演じられるのは監督と俳優の信頼関係が築かれているからだと思う。映画を観てい…
>>続きを読む音楽と沈黙の強烈なコントラストによって展開します。
登場人物たちはほとんど喋らない。
映画全体が音楽に操られているように進む。
まるで舞台上のオペラのように、時間と空間が様式化されている。
この抽象…
最初のカットで植物人間の男が映され映画が始まる。長回しで映されるもひたすら寝たきりなので何も物語は起きずこいつは絶対主人公じゃない。その植物人間の男と同様に手厚い看病を受けるシャオカンもかなり主人公…
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