静けさと無言を極限まで突き詰めた作品でありながら、ミュージカルという大胆な要素を挿入することで、孤独と接触、現実と幻想の境界を揺さぶる映像詩。
閉塞感があるのに、なぜか心が解き放たれるような体験だっ…
穴をモチーフにじめった陰鬱な男女の交流を描くのがユーモアあって素晴らしい。
何を考えて、何故そのアクションをするのかこの監督は殆ど分からないのだが、
それが最高にイカすし、なによりそれだからいいんで…
ラース・フォン・トリアーの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000製作)でヒロインの心情をミュージカルにする手法は当時斬新だと誉められていたが、台湾のツァイ・ミンリャンが全く同じことを本作で先に実践…
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