寒椿の作品情報・感想・評価

「寒椿」に投稿された感想・評価

忍

忍の感想・評価

5.0
西田さんに惚れます。
見所の一つとして
西田さんの子供への接し方!
他の役者さんじゃ絶対にできない。
良い子に育つよそりゃ…
ってなる。

親なら絶対に見ておいてほしい

更に大立ち回り。満足です。
西田敏行が演じる役は大体あまり好きではないことが多いけど、この映画での男気のある女衒役は良かった。自然と応援してしまう。
何となく鬼龍院花子の生涯の雰囲気を感じていたら、原作者が同じだと知って納得。
途中までは本当に良かったのにチャンバラ騒ぎで興をそがれた。
かたせ梨乃の婀娜っぽい着物の着方やしゃべりが格好良い。
土佐の遊郭の女衒とその息子を中心に選挙で対立する2つの組織と遊郭の女性のお話
amayadori

amayadoriの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく大味でご都合主義な作品。

高嶋政宏演じる仁王山は普通に考えたらサイコパスで、小金井市刺傷事件の犯人を彷彿させる頭のイカれたストーカー野郎なんだけど、なんでか最終的に結ばれちゃうから人間、否、映画は分からない。

南野陽子演じる牡丹も大事な時には決まって「儚げな表情」で煙に巻く。
吉永小百合戦法である。

子役にはあえて子役らしい演技をさせているのだと思うが、大袈裟と言うか分かりやす過ぎて恥ずかしくなってくる。

選挙戦の体を保ちながらも結局なんやかんやと理由をつけて牡丹を巡る争いになっているのが何だかとてつもなくスケールが小さい話に感じられてしまって、何故か情けない思いに駆られてしまった。
みみっちい男ばっかりかよ、と。
初の普通選挙はそんなもんだったのだろうか?

結局この映画、一番光っていたのは萩原流行ではないか。

ちなみに西田敏行、神山繁、白竜の3者共演には思わず「後のアウトレイジビヨンドだ!」と興奮してしまった。
五社監督の鬼龍院花子が好きなので、同じ宮尾登美子原作と知って(舞台も高知)気になって観たらめちゃくちゃ面白かったです。

あんな西田敏行初めて見ました笑
カッコ良すぎて惚れそうでした。

若くて血の気の多い仁王山を演じる高嶋政宏の演技もよかったです。

そして南野陽子さん超きれい。でも可哀相な役...

なにげに笹野高史、段田安則、萩原流行や若かりし白竜も出演してます。

個人的には陽暉楼より好きです。(陽暉楼はバッドエンドだからw)
生き様。これに尽きる。
各キャラクターに壮絶な個性があって、中には破綻した人格の持ち主もいるが一筋縄ではいかないのが人の世の常というか、俺には最後に岩伍が生きていたこともご都合主義には見えなくてあの修羅場で生き残るだけの人間だと西田敏行の好演が思わせるだけの説得力があった。
ハチャメチャな役として描かれる仁王山も、悪質なストーカーで力自慢の一番関わりたくないタイプのチンピラなことには変わりはないが、その実、実直で純粋な気持ちが強く、牡丹の誘拐もかなりヤバい若気の至りって話(レイプに及び刃傷沙汰にも発展するが…)だから岩伍に諫められたり色々と経験を積んだあとの田村の子分がカチコミにくる場面で仁王山の目を見た岩伍が牡丹を託そうと思えたのも納得がいく。
仁王山、牡丹、健太郎、この三人の若者たちがそれぞれに出会いや別れ、つらいことや楽しい思い出を経験して岩伍という男の生き様を中心に理解、成長を遂げる素晴らしい映画でもあった。
愛が一方通行だったり、親との決別だったり、本当に愛する人とは一緒にいられないというような決して幸せな物語とは言えないけど、それが人生なのかなって、十二分に伝わってきました。
南野洋子の体もきれいです。欲を言えば下も見たかったものだが、それが通らんのも人生。
宮尾登美子さん高知シリーズといえば五社英雄監督の作品が有名だがこれは降旗監督の作品。「陽暉楼」を舞台にした男と女の物語。

五社監督ほどの物量投入は感じられなかったものの、宮尾登美子ワールドが忠実に描かれていて好印象でしたね。

特に主演西田敏行の配役には?な部分はあったものの、キャラ立ちもありしっかりと作品に溶け込んでいます。

そして何といっても南野陽子さん。彼女もまたヒロインとして?な存在でしたがこれも見事に吹き飛ばしてくれる演技で素晴らしかった。

個人的には芸妓さんをまとめる女将役のかたせ梨乃さんが実にハマっていて、この頃からの彼女の貫禄は無視できません。

キャスティングだけで見るとフーン…な感じでしたが、観終わってみるとよく纏まっていて降旗監督のセンスが光っているなと感じるなど。

この作品は原作もそうですが五社監督の「高知三部作」を観終えてから観ると良いと思いました。

なかなかいい映画だと思います。楽しかった( ・∀・)
青二歳

青二歳の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

東映文芸映画といえば宮尾登美子の高知もの。高知ものは全部緒形拳にやってほしかったけど西田敏行が女衒を好演。エンディングテーマ曲…倍賞美津子が唄ってるのか…うーん、なおこれを緒形拳で観たかったという超無礼な気持ちが強まるが、父性の西田敏行はとても素晴らしかった。
緒形拳だと否応なくエロさが加わってしまうし、西田敏行ならではの画面の緊張感があってとてもよいです。西田敏行の力なのか監督の力量なのか、いつも長く感じる五社英雄の東映文芸ものとは違って、飽きさせない2時間だった。
高嶋政宏のプッツン芸は見事でした。絶対幸せにならないだろうけど…
ナンノさんの裸目的で観たけど、平地に干しぶどう置いた感じで、いたたまれなくなって眼をそらしてしまったよ…