荒々しく力強いモノクロの映像は、モノラルのような圧で音楽と共に迫ってくる。文字通り速射砲のような高速サブリミナルカットはテンポを加速させ、この作品の勢いは音楽を聴いた際に感じる高揚感に似た感動だった…
>>続きを読む「十月(英語字幕)」
エイゼンシュテインの映画は「戦艦ポチョムキン」しか観たことがなかったが、群衆の描写がすごい監督だったと記憶している。本作もエキストラを何人集めたんだと疑問に思うような作品で、…
前二作に比べてかなり芸術性が増した気がする。偶像を映すショットが多くて人によって好き嫌いはわかれそう。
最初のアレクサンドル皇帝の銅像を解体するシーンから強烈。この時代からジャンプカットみたいな編集…
十月革命の十周年を祝して依頼された国策映画。二月革命から十月革命までの流れを理由づけや正当化しながら描いている。スターリンの指示により、十月革命の重要人物であるレフ・トロツキーのシーンがほぼカットさ…
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