記録です。
こんなウルっと来るとは思わなかった…。政治的な主題だったら知識不足でキツいなと思っていたけれど、レーニンを題材にしつつも普遍的な「死に向かう人」を本作は主題としており、仕事・役割・理念…
このレビューはネタバレを含みます
ソクーロフ監督の権力者4部作の2作目。ヒトラーを描いた1作目「モレク神」に続いて、晩年のウラジミール・レーニンを描いています。映画館で35mmフィルムでの上映にて、まさに牡牛座のシーズンに観ました。…
>>続きを読む同じ監督による「エルミタージュ幻想」や同じく権力者をめぐるシリーズの1本である「太陽」と同様、やはりなにがしか不思議な感じのする映画です。脳梗塞をわずらい引退してい療養中の老人の生の感情や欲望をソフ…
>>続きを読むやっぱりソクーロフは体調の悪いときに風邪気味で観るのが最高。
この映画のレーニンのように、病でほとんど身動きが取れなくなり、肉体的にも精神的にも鈍重になるとき、かえってそのゴロっとした異様な身体性が…
一度スクリーンで観てみたかった作品。念願が叶って眼福の一言に尽きる。
レーニンの最晩年 即ち「死」を描いた作品なんだけど画面の隅から隅まで「美」が溢れている。スターリンが木の枝を避けようとしゃがんで…
身体が不自由であることで逆にハキハキしたアクションが描かれてるのが面白い。草が生い茂る中を這っていくものの従者に捕まりひょいと抱え上げられてしまう瞬間や、スターリンを乗せた車が緩やかに屋敷へやって来…
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