スターリンから貰った杖で食卓破壊暴走できるくらいには動けるし、失語症とはいえ聞けるし、話せる。機能しなくなったのは精神的力動、あるいは社会レベルでの自分。そして誰もまともに話を聞いてくれなくなったこ…
>>続きを読むソクーロフの「権力者四部作」の二作目。晩年のレーニンの傲慢ぶりが描かれているが、政治劇というより家庭劇になっているのがポイントか?こういう頑固爺は日本にもいそうだ。足が悪く自分の思うどおりにならない…
>>続きを読むフィルムに焼き付いた光に重要性が孕む本作がDCPではなく、どこか生々しくも回顧趣味を感じる35mmという形式で上映されたことに深く感動した。
ひたすら権力者の衰弱を捉え続け、日光と自然照明がフィル…
このレビューはネタバレを含みます
権力者4部作②
病に倒れ半身不随となり郊外の森のなかの邸宅で療養生活を送る、かつての権力者レーニン。
党本部からの電話や手紙はこず、隔離されたような状態で、妻と妹以外はレーニンの様子を気にするでも…
アレクサンドル・ソクーロフ監督特集の35ミリフィルム上映にて鑑賞。
ソクーロフによる20世紀最高の権力者4部作の第2作。ロシア革命を指導して成功に導いた革命家レーニンの晩年の姿を描く。
1922年…
死にそうなレーニンが本当に死にそうな感じで、見てて心底疲れる。顔のクローズアップが挿入される点は『孤独な声』に回帰しているようで魅力的な意外性に繋がっていた。またそれとはべつに扉の隙間からのぞく女性…
>>続きを読むレーニンを描いた本作、ヒトラーの「モレク神」、昭和天皇ヒロヒトの「太陽」と、人ならざる悪魔を描いた「ファウスト」の権力者4部作これで全て鑑賞。配信もレンタルもないものもありコンプリートには時間がかか…
>>続きを読むそうだったのかー
レーニンのことよく知らないけど、ゴルバチョフ時代に3年間モスクワに住んでたから好きです
街中に銅像とかレニングラードとか色々名前がついた場所があるので生活の中に溶け込んでる感じです…
ロシア映画の画面の湿度は素晴らしい。大好き。
ロシアで映画を勉強したイタリア人シルバーノ・アゴスティの映画の画面もイタリア映画ながらロシア映画のように湿っている。
ロシアでは画面を湿らせよと教えるの…