芝居を演じることから極力遠ざけたリアリズム。俳優がその場で感情を探り、関係を築いていくプロセスが、そのまま映画の核心になる。台詞はぎこちなく、間は長く、しかしそこに確かな緊張と機微が息づく。
演出を…
静かに、重く刺さる傑作。
結婚など、真に愛する人とはできないのだ。いや、するべきではないのだ。
"恋人"は、"母親"にならなければいけない。
"母親"は、夫を愛する"恋人"でもありたい。
もはや、…
某エロ動画サイトに何故か違法アップロードされてました。いいねが一個だけついていたのがじわじわくる。
余談だけど、昔、留学した大学で取り上げられていたのでずっと気になってはいた。私(日本人)が聞いた…
このレビューはネタバレを含みます
三浦友和が住宅資料を燃やす際の物のどかし方が怖い。渡辺真起子がカーテンを上げて光を入れた後直ぐに黒へ移ってしまうのだが、一瞬の発光によるカットが雷として映画内に現れてしまったように、既に渡辺真起子…
>>続きを読む驚いた。カサヴェテスっぽいとか、カサヴェテスに影響を受けている作品はたくさんあるし、成功している作品もそれなりにあるけど、現代日本のロケーション、テーマ、リアリティをここまでうまくミックスして即興映…
>>続きを読む物凄い映画を鑑賞した。映画を観ているというよりもまるでドキュメンタリーを観ているかのようで、そこに人がいて、生活をしていて、何かを感じ取って、感情があらわになって、怒ったり、泣いたり、時には笑ったり…
>>続きを読む自分と他人を隔てるものなどなにもないように見えてそこには硝子の膜がある、見ようともしないのに自身の姿が映りこんで疎外される、それはまったくの不意打ちで、即興の芝居にあらわれてしまうなにかとも通ずるか…
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