〝凶暴なクソガキ〟の中の〝可愛げ〟のチラ見せが絶妙!
『Le Petit criminel(1990年)ジャック・ドワイヨン』
ドワイヨン氏の作品てマニアックな印象強いのだが、これは〝一般的視点…
「ピストルと少年」
冒頭、1人の少年が海岸の町セートの団地に帰宅する。母が棚の上のピストルを見つけ彼を問い詰める。薬局屋で強盗、刑事を人質に車を走らせ姉の元へ。発砲、手錠、南仏特有の光、奇妙な…
三人がそれぞれ二人で対峙して共犯とも連帯とも違う奇妙な関係を紡ぐドワイヨン。少年の渇望とそれを叶えてやれない姉の静かで密やかな涙。昨夜は名字のことで一緒に笑いあったのに。団地の郵便受けくらい壊滅的な…
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