20世紀初頭のアメリカで、黒人女性の主人公が酷い差別を受けながら、アイデンティティを見つけて1人の人間として成長していく。
白人対黒人という構図ではなく、完全に黒人社会の中で物としてでしか見られず…
黒人であること、女であること、美人でないこと、これが揃ってしまうとこんな悲惨な人生が待っている時代があったとは…
最後は救われてよかった。
でも実際は、救われずに命を落とした女性が大半だったと思う…
20世紀初頭に、黒人で、女で、そして不美人であることがどれほどセリーをどん底に突き落としてゆくかじわじわと1時間くらいかけてわからせられる。
それでも自分を無理に変えずに耐えて耐えて、耐え抜いた彼女…
ウーピーゴールドバーグは逞しいオバサンだと思っていた時に観たから、新鮮な驚きがあった。
か、かわいい…😀
健気で真面目なキャラクターにも共感した。
人生なんて黙って耐えていたら、いつか天国に行ける…