夢の涯てまでもの作品情報・感想・評価

「夢の涯てまでも」に投稿された感想・評価

noritakam

noritakamの感想・評価

3.0
最好映画。012「夢の涯てまでも」1991年。
かのヴィム・ヴェンダースが黎明期のハイビジョンを使って、 日本でもロケした摩訶不思議ムービー。 映画はコケたし、評判もさんざんだったけど、有楽町スバル座で2回観ました。 悲壮になりきれない感じが意外と好きで。 某書に載っていたファーストカット9時間が見たくて仕様が無いです。 イタリアでなぜか発売されている270分版(4時間半って…)が見たいなぁ。 買えなくはないんですが、さすがにPALはハードル高い… トヨタのアムラックスだけで上映されていた、 「アリーシャと熊とストーンリング」も見たいんですけどね。


http://www.imdb.com/title/tt0101458/
JNkt

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3.2
世界中を飛びまわる前半はそれなりに楽しいものの、後半の謎のダラダラ編集にはちょっとイライラ。映像病(夢の依存症?)を新しい物語が癒すというラストは好きです。サントラも良い。
そんなに見てないけど、ヴィム・ヴェンダース監督作の中では、劇場体験も伴って私の中の最高傑作。

笠智衆も出てくるし、当時の彼女とも意見も合って最高にハッピーな映画館体験だった。

が、その映画館ピカデリー(もちろん改築前の古い方)の、めっちゃ小さい画面で観た。ほんとにテレビの少し大きいサイズくらいの大きさで、観客席も40くらいだったと記憶してるけど、最高の作品。

目が見えない、という事や、世界の終わりとか、ロードムービーとか、SFチックなディストピアとか、思わせぶりで非常にお金がかけられない中でも、努力とセンスとアイディアで何とかしているのが大好き。
ageless505

ageless505の感想・評価

5.0
邦題の「夢の果てまでも」は、ストーリを読み解くひとつのヒントではあるが、ある意味で豪快なネタバレでもある。何であれ大好きな作品。

核衛星墜落の日が近づきつつある近未来の世界各地を舞台に、ある目的で世界至る所の映像を撮影収集しているトレヴァー(ウィリアム・ハート)と、彼を追跡するクレア(ソルヴェーグ・ドマルタン)とその恋人ユージーン(サム・ニール)、をめぐるSF的なロードムービー。

人間にとって視覚とは何か、言葉(小説、物語)は人を救えるか、のようなテーマがくみとれて個人的には、どストライク。(その他いろいろ盛り込みすぎ、という拒否反応は十分ありうるかと)

お気に入りのシーンとしては、トレヴァーの目の治療で訪れた森夫妻(笠智衆、三宅邦子)宅でのやりとりの場面。笠智衆が薬研でなにかひと仕事しているシーンは神々しくて死ねる。萌え死ぬ。
あとオーストラリア砂漠地帯でセスナから降りたトレヴァーとクレアの二人が、闇夜から明け方まで見渡す限り荒涼とした大地を全くセリフなしで彷徨い歩くシーン、 ピーター・ガブリエルの曲Blood of Edenがハマりすぎ。
ともあれヨーロッパ諸国からアジア、アメリカ、オーストラリアとめぐる道中はとびきり映像がうつくしい。
U2、ルー・リード、ピーター・ガブリエル、グレアム・レヴェル、トーキング・ヘッズなどが楽曲提供していて、ヴェンダースがいかにアーティストたちから愛されているかが知れる。

280分のディレクターズカットもあるようでぜひそちらを観たい。

このレビューはネタバレを含みます

色々詰め込みすぎなところもあったけど悪くはなかった

前半はロードムービーチックなところがあり、わざわざ日本に舞台を移したところも含めヴェンダースらしいなと思ったら、後半ジャンヌ・モローやマックス・フォン・シドーが出てきてから他人が見たものを映像化する実験がメインになって、盲目のジャンヌ・モローに粗く処理された映像が情報として送り込まれる描写は目を見張るものがあり、そこから更に夢を映像化する実験へと発展してからも夢のものと思しき映像が色彩を薄くして表現していたところに説得力と見応えがあって、むしろ後半のSF展開単体でもっと見たかったと思うほどに気に入った

終盤夢に取り憑かれる主人公を描写するなら前半の時点でもっと夢らしき映像を挿入したりしてほしかったとも思ったけど、長めの尺ながら中々楽しめる作品になっていた
 マイベスト、ヴィムベンダーズ


ヴィムヴェンダーズ脚本監督。

僕のヴィムベンダーズベストだ。

大概「パリテキサス」驚異的な優しい眼差し「ベルリン天使の詩」を挙げる方が多い。

しかし、

本作のオリジナリティ溢れる無国籍なサイエンスフィクションは

一見大失敗(結構コケたらしい)にも見える

しかし

日本の合作主演パートも有り、全くみたことない映像がくりだされる。

日本パートにあの笠衆智が重要な役で主演。(「東京画」も本作のロケハン作品にも見える)

竹中直人さんも可笑しな役でチョイ出!

視線を巡る視力回復SF!ウィリアムハート
サムニール
ジャンヌモンローというすんごい取り合わせ!

娯楽性に走らないあくまでヴィムベンダーズの持ち味を保持し、

お金をかけた壮大なSF。

歪曲した日本像に笠さんの静かな佇まいが素晴らしい趣!

2009年2月レビュー

追記
廃盤で再発のぞまれますね。ユニバーサルさん、ヴェンダースさんに交渉して権利販売お願いします。

かつての私は、ベストとと言ってましたが、今は違うかな?まだあんまり見れてないですし、挫折作品多数。

本作見たとき新しいヘンテコさがあって、びっくりしたんですよね。

タランティーノ「キル・ビル」のようなフレッシュさ

だってウィリアムハートと日本と笠智衆がミックスされる映画ってなんなのよ!

視力を求める物語り!ってなんなのよ!

ハイビジョンがどうのこうの言われていた頃、NHKとか関わってたかしら?

とにかく見たことない良い意味での豪華、やりつくしたヴェンダースの和洋独折衷映画

もう1回みたい作品です。
●'92 3/28~6/5公開
配給: 日本ヘラルド
提供: サントリー/アスキー/三菱商事
ワイド(ビスタ) DOLBY
'92 6/1 15:35~ 有楽町スバル座にて観賞
フィルム上映
パンフ購入
まぁ、これが面白いかと聞かれたらけして面白くは無いです。
オススメはしません。

でも僕はヴェンダース作品に魅かれます。
もう、感性だけの問題かな。

U2の同タイトル曲が格好良い。
Rodriguez

Rodriguezの感想・評価

4.3
いつになったらDVD化してくれるんだ〜!
脳から映像にするテクノロジーはともかく、潜在下の幼児期の記憶が映像になるのは恐ろしい事かもしれない。