源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流』に投稿された感想・評価

《背中の…刀を…》
〝どうせよと申される?〟〝お、お読みを…〟〝分かりましたぞ。あなたはこの剣を持って三島神社で試合をなさる筈だったのですね〟〝頼む〟〝大坪殿。私に代わって試合せよと申されるのか?〟…

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4.5

源氏九郎颯爽記シリーズの第一作目。

やはり、中村錦之助(萬屋錦之介)が素晴らしい。惚れ惚れするわ。

原作は柴田錬三郎(『眠狂四郎』で有名な人ね)。

雷蔵の眠狂四郎の必殺剣は、円月殺法だが、本…

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こちらもシリーズもの第1作だそうで
この時期の萬屋錦之介氏(中村錦之助)どんだけ忙しかったことでしょうか(´ω`)

今回の錦ちゃんはバッチリメイクで絵に描いたようなキャラ:源氏九郎(げんじくろう)…

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3.0
〖1950年代映画:時代劇:小説実写映画化:東映〗
1957年製作で、柴田錬三郎の時代小説『源氏九郎颯爽記』を実写映画化の時代劇らしい⁉️

2025年812本目

錦之助のフレームインはどれも唐突だが人物が移動するカッティングはマキノのように流麗。群衆の視線誘導も卒がない。
これがただ時流に乗ってシネマスコープを使った映画だと感じるのはあまりにも軽率。

2人…

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3.0

ポスターデザインからも分かるように殺陣は常に横構図で東映スコープを推しまくっている。二刀流で腕を横に大きく広げる「秘剣揚羽蝶」。夜間や俯瞰でもひと目で分かるように全身真っ白の錦之助は大道芸人みたいな…

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ちょっとあんまし興趣が沸かなかったが、錦之助のワッハッハって声には文句のつけようがない。

柴田錬三郎の原作を、結束信二が脚色、加藤泰が監督した時代劇。
幕末、老剣客が三島神社の武道奉納試合に家伝の名刀・火焔剣の真偽を試すためだったが、幕府隠密刺客団が彼を襲う。老剣客は斬られるが、源氏九郎…

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3.0
二本の宝刀を巡り様々に勢力が入り交じる中で、義経公の子孫である源氏九郎が大活躍。容易に鑑賞可能な中では加藤泰監督作の最初期にあたる。確立前の作家性が随所に確認できた。
堂々とした錦之介の殺陣。
そして加藤泰の基本スタイルが、この時から確立されていたことが知れて満足。

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