逃げ出した姫と大名の下町ロマコメ。
加藤泰のイメージにはない軽快さだが、存外に楽しい。
ヒロインの姫より負けヒロインの女剣士の方がどう見ても魅力的だが、これもラブコメあるある。
終盤は『卒業』みた…
見合い結婚から逃げてきた姫と大名が下町で愛し合うという、30年代のスクリューボール・コメディを彷彿とさせる設定に驚く。橋上や長屋など同空間=同構図を往復する構造は確かに山中貞雄っぽい(加藤泰は甥だし…
>>続きを読む山手樹一郎原作、橋蔵主演の明朗時代劇。城を抜け出した若様が、芝居小屋で娘を助ける。娘はお家乗っ取りを企む一派に追われている姫(大川恵子)だった。長屋に匿うが、ラブロマンスに発展、お家乗っ取りのワルか…
>>続きを読む正に明るい楽しい時代劇!
こうでなくっちゃいけないよ!
橋蔵はこういうのがよく似合う!
しかし、故里やよいさんは綺麗だなあ!
人々でごった返す浅草の盛り場。その掛小屋の舞台では、今しも自雷也の…
殿暗殺シーンや、兄上と腕相撲するシーンも今見ても面白い演出だなぁ上手いなぁと思う。加藤泰監督はシリアスな作風が多い気がしますが、今作などは とてもハッピーで観やすい。でもゾッとするような展開などもち…
>>続きを読む結婚したくないもん!高貴な我儘カップルが市井で巻き起こす大騒動。『或る夜の出来事』や『ローマの休日』の流れを汲む、典型的な“お忍びロマンス話”だが、脇の登場人物までもが魅力的に描かれており、実に良い…
>>続きを読む視点が固定されてローアングルが炸裂していない加藤泰。こんなコミカルでロマンティックな作品も撮れるのか。
逃げ出した姫が迷い込んだある舞台での出会い。お互いに望まざる結婚を拒否する者同士だった。
ドタ…
高貴な若様/姫様が見合いを嫌がり大冒険、というベタな設定は時代劇でこそ正義だわ。もしコレたとえ同じ脚本で他社でやったとしても個性が出るだろうね。大映雷蔵だったらもっと丁寧な仕上がりでお姫様役が完全に…
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