怪談雪女郎の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『怪談雪女郎』に投稿された感想・評価

odyss
3.3

【鶴女房の雪女版】

1968年(昭和43年)の映画であるが、「怪談」というよりは、日本昔話の鶴女房に似た物語である。

「鶴女房」は、人間の男に助けられた鶴が人間の女に姿を変えて男の妻となり、鶴の…

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説話が元とはいえ登場人物がベタすぎる。そこを不問にするのが藤村志保の芝居。
子供の前で舞う姿のたおやかさと正体をあらわしたときの硬質さの対比。揺れる眼差しに迷いがにじむ。
能力発揮時の周囲の変化にも…

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4.6

昔買った敬愛する水木しげる先生の妖怪図鑑だったか妖怪画集だったかに雪女もあった。水木先生の描かれた妖怪は鳥山石燕先生や竹原春泉先生といった妖怪画の大御所のものがベースになっている他、あの水木先生独特…

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3.7
藤村志保演じる雪女の妖艶さ、恐ろしさ...。日本の幽玄な美にうっとりする。

吹雪が素晴らしい。雪女のときの怖さ、お雪のときの淑やかさは藤村志保にしかできないだろう。しかし雪女とお雪のそれぞれの目が印象的なのは明らかにわかるし、最後の「慈悲の目だ」という与作の台詞はやや説明的…

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v3
4.0

イーストマンカラーの良さが分かりやすい映画だった。しっとり。めちゃくちゃ綺麗だった。いつかフィルムでの鑑賞もしたい。

無駄が全然なくて、特に序盤のcinematography がとても好き。心には…

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 映像世界で雪女物が今一つ盛り上がらないのは、雪女を説得力を以て演じられる女優がほぼ皆無であることを本作が証明してしまったからのように思います。

 漫画『ガラスの仮面』の「紅天女」とは、まさに現実…

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特撮好きの方の間では人気が高い作品のよう。雪女役の藤村志保が美しいのは言うまでもない。物語は「絶対に~してはいけない」と言われた男が禁忌を破ってしまう、鶴の恩返しとかと同様の部類。雪女は人を殺す怖さ…

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3.8
技術陣は超一流、キャスティングも完璧でした。難はカタルシスを喚起できなかった脚本でしょうか。
小屋にいて無理なら助かりようがない。

藤村志保の主演を観れた。

与作はどうなんだ。

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