美しき諍い女(いさかいめ)に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『美しき諍い女(いさかいめ)』に投稿された感想・評価

BOB
4.0

オノレ・ド・バルザックの短編小説『知られざる小説』を原作とする、ジャック・リヴェット監督の芸術ドラマ。

フランス・プロヴィンス地方の古城で妻と暮らす孤高の隠居画家が、とある若い画家とその恋人の訪問…

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ジャック・リヴェットはバルザック作品がお気に入りらしく、本作と「ランジェ公爵夫人」の2本を映画化している。しかし作風はまるで違う。「ランジェ公爵夫人」はドラマチックで商業映画としても成立するが、本作…

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芹霞
3.4

モデルさんが、自分と向き合い殻を破る描写が迫真の演技だったし、絵画のモデルの過酷さもひしひしと感じた。いかんせん、4時間は長かった。とっても長かった。スケッチの仕方とか面白かったけれど、長かった・・…

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3.6

 冒頭、的確な人物配置・動線と端正で丁寧なカット割りの連鎖でひたすら空間を接続していく映像が心地よい。とはいえ、早く本題に入ってほしいとは思うのだが、いざ創作が始まると、あまりの動きのなさ、ドラマ的…

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3.8

芸術想像の神秘という主題を、リヴェットおなじみの演劇の世界ら、絵画の世界へと移して、そのリアリズムの限界を極めている。4時間の映画のほぼ半分を費やして、画家とモデルがアトリエで行う仕事の模様を巨細に…

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4時間見てて全く飽きない

登場人物それぞれの心情が変化していく様子が面白い

ジェーン・バーキンとエマニュエル・べアールが同じショットの中にいるのドキッとしてソワソワする
関係性が作られ変化していく様子を見るのは楽しかった。複雑で繊細な人間模様。長いけれど気にならなかった。何らかの創作者なら受け取り方も違うのかな
3.9
◎ モデルのマリアンヌが描かれる対象としてその気になってくるところが面白かった。青い目の眼差しの強さに反抗的な意志を感じた。
それにしても隠した赤い絵が気になる。

このレビューはネタバレを含みます

画家とモデルのイニシアチブの取り合い的なところが好きだった
完成した美しい諍い女見せてくれなくてよかった
人間の嫉妬とか醜さあってよかった
お箸みたいな棒で髪をまとめるところ印象的だった
鑑賞当時直毛でそんなんしたらするする解けてしまってたから
(髪が傷んでうねってる今ならできる)

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