映画というコンテンツに求めるのはこういうもの。尺が同等でも2時間ドラマとかじゃできない。もちろん色々なものがあっていいと思うけど、個人的に「映画を観たな」と価値を感じるのはこういう作品。
なるべく…
このレビューはネタバレを含みます
女性版『ロッキー』ってレビューを書こうと思っていたけど、終盤にかけての衝撃的なヒューマンドラマ要素で一転。
本作は何かのパロディ作品ではなく『ミリオンダラー・ベイビー』だと感じました。
主演・監督…
夢を追うことやひたむきさとガッツが成功を掴み取ることを前半で描き、後半で人間の悪意や死生観を叩きつける鬱展開に。
遅咲き女性ボクサー奮闘記⭐︎かと思って視聴したら、一つの悪意をきっかけにどんどん暗い…
“モ・クシュラ”
有名な作品ですが、クリント・イーストウッド監督作品らしく突き付けてくるテーマが重く、今回は生きることの意義について考えさせられました。
スポ根サスセスストーリーの皮をかぶった重厚…
ちゃんとボクシングがしたくて、でも女性のトレーナーにはならないと言われながらも、なんとか約束をこぎつけ、きちんとトレーニングをみてもらうことで勝ち進んでいき・・・
順調かと思いきや何気ない悪意から…
これほどゆっくりずしっとのしかかるような重みを感じる映画は初めてかもしれません。
輝かしいボクシング人生と対照的にある危険や孤独や格差や消失感といった影の部分を強く映し出していて、撮影演出にも現れ…