【 絶対音魂 】
「天才」とはどんな人なのか、これを観ればよく分かる。溢れ出る才能と性欲。大勢から理解されない。いや、大勢がその非凡な立ち振る舞いを理解“できない”、気づかない。分かる人に分かり、…
稲葉真弓の原作を若松孝二が映画化。実在の人物、サックス奏者と女流作家の愛憎劇。酒と薬とDVで精神病院送りとなる。そして亡くなる。その彼の不在が耐えられず自死するまでを荒々しくも繊細に描く。広田玲央名…
>>続きを読む妊娠してから現実と退廃の間で迷いがある広田レオナが魅力的だった。序盤の話し方から服装から何までしんどかった分そう思った。腹を膨らませて虚に空を眺めてるショットがカッコよかったです。人生に不感になって…
>>続きを読む断続した映像は人の手による編集という意味では嘘で、断続という面では同時に死であるから、嘘と死が入り乱れる中で生きた2人を映す撮り方としては最適解だったように思える。(嘘をつくか死ぬしかないみたいな話…
>>続きを読む町田町蔵(カオル)のクズっぷりに仰天。
町町がメンヘラすぎて怖い。広田レオナ(いづみ)に元彼の人数を聞いて自分で聞いたのにぶん殴ったり、いづみの才能に嫉妬してまた暴力。とにかく殴りすぎである。そし…
鈴木いづみと阿部薫の物語をなぞるのは『ラブ・オブ・スピード』を読んだ時以来。高校生の頃見ていたmixiの鈴木いづみコミュニティの記憶がうっすら蘇る。原作未読、でも若松孝二の好みそうな題材なのは分かる…
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