ベニスで恋しての作品情報・感想・評価

「ベニスで恋して」に投稿された感想・評価

Robby

Robbyの感想・評価

3.5
雪の降り積もる有楽町で観た記憶がある。
この映画をきっかけに、イタリア好きが始まって現在に至る。
すべては、愛ゆえに、なのだ。
birichina

birichinaの感想・評価

4.5
※ネタバレとまではいきませんが、あらすじ&感想を書いているので、内容に触れています。

あらすじ:
バスで家族旅行中の専業主婦のロザルバは、サービスエリアのトイレで便器の中にピアスを落としてしまい、それを拾い出そうと格闘しているうちに置いてきぼりをくってしまう。夫に電話するも心配されるより怒られ、「バカ!そこで待ってろ」と言われたのを無視してヒッチハイクで帰宅を決意。何台目かの車がベニスに寄ると聞き、帰宅前に憧れのベニスに行ってみようと気が変わる。
冒頭から分かるのだがロザルバはかなりのウッカリさんで、ベニスでも1泊して帰るつもりが帰りの電車にも乗り遅れてしまう。ホテルに泊まるには所持金が足りず、前夜に入ったレストラン(コックが盲腸で不在のため調理不要の料理しか提供できない)のウェイターのフェルナンド(ブルーノ・ガンツ)の家に泊めてもらうことに。家庭が気になるものの、もう少し自由に浸りたい気持ちも芽生え、翌日、通りかかった生花店のショーウィンドウに貼られた求人広告を見て、そこで働くことに即決。ベニスでの居候生活が始まる。妻を連れ戻すために、夫は私立探偵(G バッティストン)をベニスへ送り込む。

感想:
キャスティングが最高。出演者がみなクセのある人物に見えて楽しい。
登場人物はみな、悩みや問題を抱えている。主人公のロザルバは家庭に対する倦怠感、フェルナンドは過去に家庭を壊した罪の意識、ロザルバを捜しに来る太っちょ私立探偵は仕事にも恋人にも恵まれないマンモーネetc.でも、コメディとして描かれているから楽しく観れるし、鑑賞後に気分が上がる。

一つ一つのシーンの小道具や衣装、色が印象的。食卓の花瓶に生けたチューリップの花びらがだんだん落ちていくのとフェルナンドのしょんぼりした姿がすごくマッチしている。

気に入ったセリフ:ティータイム休憩も取ろうとせず客から注文のあった花束を早く作ろうとしているロザルバに、生花店の風変わりな老オーナーが言う「Le cose belle sono lente(美しいものってのは、ゆっくりと作られるんだ)」

最後にロザルバがフェルナンドに言うセリフ:「Non vorrei sembrare precipitosa,ma se ci dessimo del tu?(せっかちと思われたくないけど、tuで話さない?)」
フェルナンドはロザルバに対して、気心が知れた後も丁寧語(Lei)で話していて、最後の最後でも「よろしかったら一曲踊りませんか?」みたいな言い方をするので、「いいかげんに敬語はやめない?」とロザルバに言われてしまうのがかわいい。

ソルディーニ監督はロザルバを演じた女優で同じような作品「Agata e la tempesta」を撮っているが、そちらは話の展開がうまくいきすぎてイマイチ。「ベニスに恋して」のほうが、みんな悩みを抱えて生きてるんだな、と共感して観れるのでよかった。
AzumiIto

AzumiItoの感想・評価

3.2
今の旅行こそ、ツアーに申し込んで大人数で行ってこの時間にバスに戻ってきてとかそんな風だけど、この映画はバスに乗り遅れた妻が行き当たりばったりで旅するところからほんとうの「旅行」がどんなものかを思い知らされる。
家に帰る前に行ったことのないベニスに行ってみよう、一泊して明日帰ろう、電車逃したからもう少し、知り合ったレストランのオーナーの家に泊めさせてもらおう、困ってる人を自分の知識で助けよう、一緒に働くことにしよう、近所と仲良くしよう、昔弾いてたアコーディオンこっちでも弾こう…
家に帰ってから写真を見直して一枚一枚に思い出が大きすぎて思い出して戻りたいなぁって思ったり。
レストランのオーナーにプロポーズされて家出てベニスに戻るのはリアルではないけれど、ただ旅行は人生を変えうるものだったというのは考えさせられた!

授業でドイツ語で見た。
何年か前に観た映画。主人公の主婦がどんどん色気が出てきて夢のある映画。