和製ゴダールとしか言いようがない、武屈指のアートムービーながら誰しも魅了される暴力と笑いと芸術性が最高のバランスで作られた傑作。
汚れた世界からの逃避を望み続け遂に達成した数日間は結局の所真の解放に…
北野武には拘束された時間が必須な要素としてあると思う。
菊次郎でも、本作でも、8-10×でもそこには退屈な時間が流れていて退屈は如何に潰すか永遠に北野武は暇つぶしをしている気がする。
だからこそ…
いつ誰が死ぬか分からない緊張感がいい。日常パートも不気味な緊張感が漂っていた為に、突如現れた相撲のシーンに笑ってしまった。
オチは「その男凶暴につき」とリンクする所がある。思い返せばどちらの主人公…
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