【火宅の人】を鑑賞しました。
アダルト文芸作品として聞いたことはあったが、私にとって年代を追えない作品だったので初鑑賞です。
「火宅の人」は檀一雄の長編小説。
1955年〜1975年まで20年に…
このレビューはネタバレを含みます
駆け出しの若い女優に嵌って
家庭を顧みなくなり、
嫁に5人の子どもを任せて女優と同棲。
女優の浮いた噂に嫉妬しまくって
大暴れした挙句に女優をほったらかして
放浪に出た道中で偶然会った
一度だけ面識…
自分勝手な作家の男・一雄が、先妻に先立たれ、5人の子連れの女・より子と結婚、子どもを育てる中、次男を日本脳炎で重い障害に苦しみ失う。また、同じ頃、新劇女優の恵子と出会い、虜になるが、蜜月は終わりを迎…
>>続きを読む子供のあっちいけ!は最強の巻
檀一雄の長編小説で遺作
火宅とは、仏教説話(正確には「法華経 譬喩品」より)の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこん…
過去鑑賞🎞️
いしだあゆみさんの訃報を受け、
思い出す印象的な作品の一つ。
小説家檀一雄役の緒形拳。
彼の女性遍歴を伴う自伝作品の映画化🎞️
檀一雄の実際の娘に檀ふみがいるが、
作品では一雄の…
いしだあゆみの追悼の意味で観てみた映画。この小説は昔に読んでおり、ドロドロした内容を、完全に対象化、素材化することで、事象に埋没せず、あっさりと描く檀一雄は凄いと思った。この映画でも緒形拳が飄々とし…
>>続きを読む東映