是枝監督の作品を観たくて観賞
「生活じゃないものを選ぶ、音楽とか、世界とか」というセリフが刺さる作品だった
ずっとみんなで暮らすことにこだわってたお兄ちゃんが、最後に「世界」を選んで成長する姿はよか…
ところどころ、もう胸が苦しくなって、なんてか、もうホント良かったなー。
まえだまえだのお兄ちゃん、どうにかまた家族全員で暮らせるように努めるんだけど、この「オトナとしての子どもの姿」が素敵なんだ。大…
泣けて泣けて…。
完全に兄弟目線で感情移入してしまった。
テーマは重いしこの兄弟の抱える闇も子供にとって相当なもの。
その中で強く優しく無理しながらも一生懸命"生きる"この兄弟の機微をよ〜く表現で…
かじりかけのアイス
底に残ったポテトチップス
40℃の体温計
赤い絵の具
体操服
親子丼
そら豆
自販機の下の100円玉
地面に描いたバッターボックス
フラダンス
肩に置かれた先生の手
マーブル
肩…
子供ってじつは色んなこと分かってるし、考えてる。
そういうことを大人は分からないんだ、って拗ねてた小さい頃の自分に見せたい映画だなと思った。
分かってる人は分かってるんだよー
先生と結婚したいって…
心洗われる。子どもにも言い尽くせない日常の葛藤があって、その中を生きていく姿が描き出されてて、力をもらえる。
願いを言うシーンが大好き。叶わないことがわかってて祈る願いや決意、こだわっていた願いを…
いつから、線引きするようになったのか。
それが大人になるってことなのか。
違う気がする。
叶わない事はあるけど、そこにいきたいと本気で思うならやってもいいよねと思った。
その間生まれるエネルギー…
(C)2011「奇跡」製作委員会