マリアの恋人の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『マリアの恋人』に投稿された感想・評価

Kyo
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途中、精神的に破綻する寸前まで病みそうになるものの、終盤に寝室でイバンを迎えるナスターシャ・キンスキーは、まるで役名であるマリア(聖母)のような透明感。

そこはかとなく詩的な雰囲気。

ナスターシャがメロい。
I love him very much は明らかに自分への言い聞かせで惨め感マックス
それに対して「自分達のを作りましょう」はまじで反則。同じシチュエーションだったら死ぬ。…

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アンドレイ・コンチャロフスキーのアメリカでの作品。ゴーラン=グローバスのキャノンフィルム作品。コンチャロフスキーは次作「暴走機関車」もキャノンで撮っている。さて、本作は、「汚れなき抱擁」のような崇高…

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DVDレンタル

ネットサーフィン枠

帰還兵である主人公が、失望した祖国であり故郷を、理想的な女性であるマリアに重ねるところに、この映画の特色がある。

従って、物語の最後に理想的ではなくなったマリアを抱くことは、祖国を、ひいては傷つい…

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紗のかかったような美しい撮影にうっとり。もうこの質感たまらない。天使ナタキンの透明感、40年代の衣装もインテリアも風景もすべてまるごと好み。ヴィンセントスパーノにキースキャラダインに義父のミッチャム…

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Roku
4.0

最初の明るさからどんどん暗く切なくなるマリア。
戦争時のPTSD、それゆえの男の行動を、完全な共感を持って観れる現代人は少ないのではないだろうか。
心情的には納得できなくても、映画的な美しさは十分に…

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