あの愉快で奇怪な『フィフス・エレメント』から僅か2年後、L・ベッソンさんが驚くほどマジメに(失礼)正面から祖国史と向き合った大作。
いやあ、てっきりわたくし、聖女ジャンヌ・ダルクにニキータやマチル…
【ヒロインのみ】
私はミラ・ジョヴォヴィッチは好きではないが、この映画に関してはヒロインの個性が光っているとは言えるだろう。ただしそれ以外は光っていない。宗教性の扱いは難しいと思う。
それと、フ…
本作からは王道の歴史アクション大作にも、『裁かるるジャンヌ』のようなジャンヌ・ダルクの精神面にフォーカスした芸術的な作品にも届かない中途半端な印象を与えられる。
ジャンヌが神の声を聞いてから、オル…
子どものころから、ホラーやヒューマンドラマで全く泣かない(泣けない)タイプだった。けれど、この作品を見て、世界のすべての〝不条理さ〟に大号泣してしまった。
史実として見ても、ジャンヌ・ダルクが聖女…