再会の時の作品情報・感想・評価・動画配信

「再会の時」に投稿された感想・評価

2020年11月8日

U-NEXTで見ました。
これはアメリカの若い時から十数年後の話
昔を懐かしむにはまだまだの時期・・
どこか寂しさが漂ってきます。
親友の自殺をきっかけに15年ぶりに再会して週末を過ごす同級生たちの群像劇。
すっごく好きだった。

雑に言うと、60年代に学生運動をやっていたけど卒業してからはそれなりに社会にコミットして生きていたやつらが、そうはなれずに根無し草的に生きてきた親友が15年経って死んだことで、自分たちのこれまでの生活を振り返って自分を見つめ直す話、かな?
全共闘世代の回顧・反省の物語ですね。
ちょうど日本の学生運動の本を読んでいたので、思うところが色々とありました。今年の傑作『シカゴ7裁判』ともまあ一応地続きの話ではありますしね。
まあ、こう書くと重いテーマに見えますけど、軽妙な会話でユーモラスに進んでいくので疲れないし、結構ダラっとした空気感の笑える楽しい映画なんで、意外と人にオススメはしやすい。

ただ物語の着地点は人によってかなり好き嫌い分かれるかも。
あと群像劇なので名前と顔と職業が一致するのにちょっと時間かかって、諦めてWikipediaで「ストーリー」の項目を参照しながら観ました。
2020.10.15
自宅TVにて鑑賞

共に青春を過ごした学生運動から十数年。親友の自殺をきっかけに、男女7人は故郷の邸宅に集まり、これまでの半生を振り返る。

『スターウォーズ』の脚本家であるローレンスカスダン監督作。
1960年代のヒッピーたちは、あれから十数年後、何を考えて生きているのか、ということがテーマとなっている。
同じ時代の人間であるローレンスカスダンだからこそ、撮れた作品なのだと思う。当時の時代性をはっきりと捉え、人々に強烈に刺さった。
音楽は「a whiter shade of pale」をはじめとする60年代の音楽。コンセプトがしっかりとしている。

ばっしりと決まった構図と構図の間をなめらかなPANで繋ぎ1カット、というものが多い。サウスカロライナというロケ地が良いのか、構図に抜けがあって気持ちいい。
オープニングシークエンス。マーヴィンゲイをバックに、主役7人が葬式に各々向かう様を短いカットの集まりで描いていく。抜群に良い。

脚本としては、
自殺した親友アレックスは何故死んだのか、
自分達7人は当時と現在の自分達の変化にどう決着をつけるのか、
というテーマが提示されているにも関わらず、何の解決もなく終わる。
という意味では、映画として成立していないのだが、それでもきちんと終わった感が出るのが凄い。もっと学ばなければならない。
葬式に行くのにコンドームを荷詰めする男や、かつての友人の精子を欲しがる女。
7人のキャラクターもしっかり立っていて、嘘臭さもない。
シリアスさとコメディさの混ぜ方がリアルで、そのバランスも素晴らしい。
主人公が、妻にお願いされて女友達とセックスするラストは、ちょっと受け付けなかったが…

グレン・クローズやケヴィン・クラインなど、出てくる俳優が全員上手すぎる。
自殺したアレックスの恋人役で出てくるメグティリー。バレリーナ姿があまりに快活なエロス。

最高に良い作品でした。

このレビューはネタバレを含みます

死ぬまでに観たい映画1001本より393本目

学生時代の仲間の一人が自殺し、当時の仲間が葬式のために15年振りに再会。そのまま故人の家で仲間内で週末を過ごすこと。思い出などを語り合う。
というお話でした。

同窓会として昔を振り返るのもけっこうですが、大半が会話劇なので別に昔のシーンがあるわけでなく、友情やら恋愛やらが渦巻く話が見えてくる。
私としては、死んだ人の家で好き勝手過ごして昔話したと思ったらケンカしたりくっついたり、子供の遺伝子探ししたり、気色悪かったです( ̄▽ ̄;)

男女の大人数の仲間内なんてそういうもんなんですよね。それが嫌いで大学時代はサークルの中心の輪から敢えて外れてたりしてました。
誰が付き合って誰が別れて、今度は誰と付き合ってとかハイパー気持ち悪いので笑

残念ですが、あまり面白さは分かりませんでした。
原題、「大幻滅。」
葬式ついでに同窓会やるべっていう謎流れの話。むしろ酒の肴にされたケヴィンコスナーをコスった方がオモロかったんじゃないかというくらいド地味で、確かに大幻滅という感じ。
友人の葬式で再会したかつての仲間の群像劇。1本の電話、次々動き出すキャラクター、ズボンを履きネクタイを締めスーツを着たその腕に傷跡。台詞でなく、そんな冒頭のカットバックで旧友の死をさらりと物語るのが巧い。また、場面ごとの挿入曲はさりげなく時代を遡っていき、久しぶりに集まって過ごす数日間を彼らの青春時代の曲が彩る。そして他愛なく戯れ合うエピソードの断片が、パズルのようにほろ苦い人生模様を形作っていく。はぐらかして触れるのを避けても、それぞれの人生に欠けたピース、今この場所この時間に欠けたピースがある。それを象徴するアレックスの不在。
演出や脚本構成が既に古典的王道というか、「同窓会映画」のお手本だ。けれど、アレックス含め過去から現在の「何故こうなったか」という説明などないのが良い。誰かに訴えるでもなく仲間内だけで共有する感傷、分かち合うひと時の“Big Chill”、それ以上は見せずに終わるラストの切れ味がまた心憎かった。ケヴィン・クライン、グレン・クローズ、トム・ベレンジャー、ウィリアム・ハート、ジェフ・ゴールドブラムら錚々たるキャストがみんな若い!更に、まったく顔を見せないアレックスがケヴィン・コスナーだとは。
(自分たちを「まるで80年代の映画みたい」と言及する)2014年のジェシー・ズウィック監督『アバウト・アレックス』は、明らかにこれを下敷きにしてあるとわかった。
yu

yuの感想・評価

3.5
意図的に見せる音楽の流れが好き

しかし60年世代ぶっ飛んでるな
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.5
【You can't always get what you want】
『死ぬまでに観たい映画1001本』に掲載されているローレンス・カスダン監督作『再会の時』を観ました。ローレンス・カスダンといえば、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の成功以降数多くのシリーズ脚本を手がけ、それだけではなく『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』や『ボディガード』といったヒット作を手がけている名脚本家。彼は脚本家だけでなく監督も何本か務めており、本作はその中でも傑作と名高い作品だ。ただ、豪華キャスト会話劇にありがちな非映画的もとい演劇的手法からFilmarksでは評判が高くない。実際に観て確かめてみました。

旧友アレックスが死んだ。その葬式のために大学時代の友人たちが集まってくる。アレックスを《過去》へ導く存在としてのマクガフィンへ仕立て上げるためにアレックス役のケヴィン・コスナーは登場しない。この的確な選択によって映画は強固な過去を女々しく舐め回す者の話へとなっていく。どういうことだろうか?ローリング・ストーンズの"You Can't Always Get What You Want"がピアノ演奏からミック・ジャガーの肉声へとシフトし、奇妙なことに送別式参加者はテラスハウスがごとく共同生活することになる。

ミックジャガーが、
You can't always get what you want
But if you try sometimes well you might find
You get what you need
(欲していてもいつも手に入るとは限らないんだぜ。
でも、時にはやってみたら見つかるかもしれない。
あんたが必要としているものをね。)

と語っているのを背に、旧友たちは失ってしまったアレックスを媒体に、あの頃の青春を取り戻そうとするわけだ。アラサーになり、金も女もいる。中産階級として、豪勢にご馳走を用意し、酒にドラッグに色恋に明け暮れる。ただ、そこにあるのは人生の停滞から目をそらそうとする痛々しさだ。ある女は、子どもが欲しいのに夫が許してくれず堕胎したと語る。でも、子どもが欲しいからまた出産したいと語り始める。晩餐会では、男が大して上手くもないアレックスのジョーク「さてデザートにしようか。」というのを披露する。そこに笑いがあるもんだと、一人が下品な笑いをし場を凍りつかせる。俳優になった者は、彼のかつて出演した安っぽいテレビ映画を皆で観ることになり赤面する。

彼らの時代は、第二次世界大戦後のベビーブーム世代。戦後親世代との断絶と戦ってきた世代であり、カウンターカルチャーで大人へ反発し、そして大人社会に抗うことができず、順応する形で大人になっていった世代だ。マーヴィン・ゲイの"I Heard It Through the Grapevine"やビーチ・ボーイズ"Wouldn't It Be Nice"、パーシー・スレッジ"When a Man Loves a Woman"、ザ・バンド"The Weight"といった60年代の名曲が安っぽく引用される。すっかり成熟し、ギラギラしていたカウンターカルチャーの《カウンター》が削ぎ落とされ、すっかりアメリカ社会に飲まれてしまった彼ら/彼女ら。音楽も歌詞まで深く嗜むのではなく、表面的なノリでしか楽しまなくなった者のデカダンスを本作は捉えているのだ。故に退屈な作品でありながらも、その退屈さが魅力的な作品に仕上がっている。

ローレンス・カスダン自身、第二次ベビーブーム世代の人。彼が自分のアラサー、アラフォーの危機と、同世代が持つスノッブで枯れてしまった文化を批判的に描いた秀作と言えよう。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.0
命を絶った旧友のために集まった男女の間に生まれていく会話そして恋模様...日本なら「男女七人夏物語」的な話になるところ、アメリカのベビーブーマー世代はこんな雰囲気になるのか。今だとキャストのギャラ合計がいくらになるんだろう?という大物揃い踏み(後で調べたらまさかのケビン・コスナーまで!)の見ごたえもあるのだが、ただ肝心の話が率直に言ってあまり面白くない... 亡き旧友の事は完全に傍らに置かれ、会話も押したり引いたりが弱くてだらだら続く感じだし、そして結局男女が同じ場所に会するとそれになっちゃうのか~というのもなあ。
何気に名優揃いだし、監督もスターウォーズの脚本に関わってる人で色々凄い
>|